若者がマインドシフト？賃貸火災保険の意識調査から見えた新たな傾向

賃貸火災保険に関する若者の意識調査

株式会社NTTドコモが実施した最近の調査は、18歳から39歳といった若い世代の賃貸火災保険に対する意識や加入状況を明らかにしました。調査の結果、賃貸火災保険に加入した若者の多くが、不動産会社によってオススメされた保険にそのまま加入していることがわかりました。具体的には、全体の7割以上が不動産会社に指定された保険に入っていると回答しました。

賃貸火災保険の選択肢

この調査では、保険を自分で選ぶことができると知っている人は約3割にすぎませんでした。多くの若者は、賃貸物件の契約時に提示される保険の選択肢を知らずに入っているのです。さらに、指定された保険に加入した728名のうち、「自分で選ぶことができる」という認識がなかった人が63%を占めている結果となりました。

これは、自分で選ぶという選択肢があるにも関わらず、その情報が十分に伝わっていないことを示しています。今後、自身で賃貸火災保険を見直したいという意向を持っている人は、半数以上に上っています。これは、保険の選択肢を知ったことで、改めてリアリティを持った結果と言えるでしょう。

手続きの煩雑さが障壁に

18〜39歳の調査参加者のうち、85%は保険加入時に必要な書類手続きが面倒だと感じており、さらに77%がスマホのみで手続きを完結したいとの意向を示しています。これにより、若者世代の間で「手続きの簡便さ」が強く求められていることがわかります。

特に、オンラインで手続きができるかどうかが重要な要素ともなっているため、保険会社がこれに対応した製品やサービスを展開する必要性があると考えられます。

おトク志向が顕著

さらに、若者が賃貸火災保険を選ぶ際は「保険料の安さ」が最も重視されるポイントであることが明らかになり、具体的には53.1%の人がこの点を重要視しています。また、補償内容や申し込みのしやすさも上位にランクインし、ポイント還元も意識されるようになっています。

これは、経済的な観点から効率的にコストを抑えつつ、品質を確保したいと考える若者の価値観を反映していると言えるでしょう。

NTTドコモの新サービス

この調査の結果を受けて、ドコモは若者向けに「ドコモの賃貸火災保険」を新たに提供開始しました。インターネットで申し込みが可能で、保険料に応じてdポイントも貯まる仕組みになっており、若い世代のコスパ志向に応える内容となっています。具体的には、合計で充実した補償内容を提供しながらも、手軽に契約できるシステムを重視しています。詳細はこちらです。

今回の調査からは、若者世代の賃貸火災保険へのアプローチが大きく変化していることが浮き彫りになり、今後の市場の動向に注目が集まっています。