国頭村のプログラミング教育
2022-06-22 14:00:11

CA Tech KidsとCygamesが国頭村の小学校でプログラミング教育を実施

プログラミング教育の新たな一歩



沖縄県国頭村で、CA Tech KidsとCygamesが協力し、地域の小学校の4年生から6年生を対象にしたプログラミングワークショップが開催されました。この取り組みは、2022年7月4日から7日までの4日間にわたって行われ、地域の教育環境をより豊かにすることを目指しています。

ワークショップの内容



このワークショップでは、各参加児童が自分の端末を使って、ビジュアルプログラミングツールである「Scratch」を利用してゲーム制作に挑戦します。参加者は、Cygamesが制作したキャラクターや背景などの素材を用いて、シンプルなミニゲームを作る体験を通じてプログラミングの基本的な知識を学ぶことができます。具体的には、「順次実行」「条件分岐」「繰り返し」「変数」「座標」といったプログラミングの要素について、実際の制作を通じて楽しみながら習得していくのです。

取り組みの背景



CA Tech KidsとCygamesは、これまでも多くの地域でプログラミング教育の促進に努めてきました。CA Tech Kidsは2013年に設立されて以来、地理的な要因でプログラミング教育が不足している地域にも積極的に支援を行っています。2019年には、関連会社の「QUREOプログラミング教室」を設立し、日本全国の47都道府県に2,700以上の教室を展開しています。

一方Cygamesは、人気ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」をはじめとする多くのヒットタイトルを持つ会社であり、これまでも教育支援に力を入れてきました。プログラミングに対する支援として、地域の子どもたち向けにワークショップを開催したり、PCの寄贈、コンテストの支援などを行っています。

ICT環境の進化と課題



最近では文部科学省の「GIGAスクール構想」が進行中で、日本全国の学校に1人1台の端末が配布されました。しかし、実際の活用は各自治体や教員に任されており、多くの教員がICT支援を必要と感じているのが現状です。「ICT支援員等の人的サポートの不足」を問題視している教員が30%という調査結果も出ています。特に児童数が少ない小学校ではリソースの不足が深刻であり、このようなニーズに応えるためにこのワークショップが実施されました。

未来の教育への期待



国頭村教育委員会の教育長、宮城尚志氏は、今回のワークショップに感謝の意を表し、教育現場でのプログラミングの重要性を強調しました。彼は論理的思考力を育む教育が社会において欠かせないものであることを述べ、学習道具としての端末活用を重要視しています。プログラミング学習を通じて、単にスキルを学ぶだけでなく、思考力を高めてほしいという願いも語られました。

CA Tech Kidsのビジョン



CA Tech Kidsは、子どもたちに質の高いプログラミング教育を提供するために様々な活動を行っており、今回のワークショップもその一環です。子どもたちが将来必要とするスキルとしてのプログラミングを身につけ、より良い社会に貢献できる人材に成長することを期待しています。今後も地域社会と連携し、教育環境の充実に向けて取り組む姿勢は変わらないでしょう。

国頭村の小学校でのプログラミング教育の実施は、地域の未来を担う子どもたちにとって貴重な経験となることでしょう。CA Tech KidsとCygamesの取り組みが、他の地域にも広がり、日本全体の教育水準向上につながることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社CA Tech Kids
住所
東京都渋谷区渋谷渋谷スクランブルスクエア23階
電話番号
03-5489-8639

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