2023年11月17日、一般社団法人スポーツを止めるな(以下、当社団)は、桐蔭横浜大学スポーツ科学部(以下、桐蔭大)との連携協定を締結しました。この協定は、両者の持続可能な強みを生かし、教育、学術研究、地域社会への貢献など多岐にわたる取り組みを通じて、さまざまな社会課題を解決し新しい価値を創出することを目指しています。
協定締結の意義と背景
今回の協定は、学生の未来を見据えた指導者育成を進めるための重要なステップと位置づけられています。当日は、桐蔭横浜大学スポーツ科学部の学生向けに、代表理事の伊藤華英氏による基調講演も行われました。この講演は、特に「生理とスポーツ」というテーマに焦点を当て、女性アスリートを支える指導者に求められる視点と行動について深く掘り下げました。
桐蔭横浜大学スポーツ科学部は、スポーツ教育学科とスポーツ健康科学科の二つの学科を持ち、未来のスポーツ指導者やトレーナーの育成を目指しています。一方、スポーツを止めるなは、「1252プロジェクト」を通じて女性アスリート支援に特化したプロジェクトを展開しています。双方の理念は、この連携協定によってさらに強化され、教育現場の新しいアプローチに繋がることが期待されています。
主要な連携内容
連携協定のもとで、以下の主要な活動が進められます:
- - スポーツの普及と振興に対する理解の促進
- - 教育及び人材育成の取り組み
- - 学術研究の交流と専門人材の育成
- - 地域社会への貢献活動の推進
今後の展望
この協定を通じて、桐蔭大の教育現場に「1252プロジェクト」の知見を組み込む計画が進められています。これにより、未来の指導者が女性アスリートを理解し、支えられる環境を創出する土台を作り上げていく考えです。また、両者の協力によって、社会に課題を解決するためのモデルケースを構築することが期待されています。
代表者コメント
佐藤豊(桐蔭横浜大学スポーツ科学部学部長)は、「今回の連携は、私たちの教育方針と深く共鳴しており、学生たちは理論を実践に移す貴重な機会を得られる」とコメントしています。そして、
伊藤華英(一般社団法人スポーツを止めるな代表理事)は、「スポーツを通じた学びを社会へと繋げることで、学生たちの成長を促進することが期待される」と述べました。“
基調講演の内容
11月17日に行われた基調講演では、特に「生理とスポーツ」に関する重要な視点が共有されました。アスリートとしての彼女の経験を踏まえ、指導者が持つべきアプローチや、実際に生理を抱えるアスリートへの理解を深めるための具体的な行動が提案されました。
今後、桐蔭横浜大学体育科学部では、学生向けの教育プログラムとして「1252プロジェクト」の内容が段階的に導入される予定です。この連携による新しい学びが、未来のスポーツ界における革新を引き起こす仕組みとなることを期待しています。