2024年小中学生が使った言葉と音楽のトレンド
ニフティ株式会社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」は、2024年の小中学生を対象にした流行語や音楽に関するアンケート結果を発表しました。この調査は、3,187人の小中学生を対象に行われ、彼らの言葉や音楽の趣味、視聴したドラマや映画についての回答が集まりました。
流行語ランキング
小中学生が2024年に最もよく使った言葉の1位には、人気YouTuberの言葉を元にした「厳しいって」が輝きました。この言葉は、特に若い世代の間で広く使われており、その影響力の大きさを物語っています。2位には、猫ミーム動画から派生した「ハッピーハッピーハッピー」がランクインし、続いて、SNSで話題となった「〇〇界隈」も上位に名を連ねました。
特に、今年の流行語にはSNSやYouTubeの影響が色濃く反映されており、子どもたちの間でのコミュニケーションスタイルが変化していることが伺えます。
音楽部門のトレンド
音楽部門では、こっちのけんとの「はいよろこんで」が1位を獲得しました。この曲は特にサビに合わせて踊る「ギリギリダンス」で大注目を浴びており、小中学生たちにとっても楽しめる一曲です。また、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」や、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」が続き、多くの子どもたちがアニメ主題歌を通じて音楽に親しんでいることが分かります。
これらの人気曲は全世代にわたるトレンドを反映しており、特に若者文化に根付いた音楽が、今後の流行を引っ張る要因となっているでしょう。
映画とドラマの視聴傾向
映画やドラマに関する調査結果では、思ったよりも多くの小中学生が視聴していないという結果が見受けられました。今年最もはまったドラマには『海のはじまり』が選ばれ、多くの生徒が『西園寺さんは家事をしない』や『ビリオン×スクール』なども楽しんでいますが、全体の約30%は「ドラマを見ていない」と回答しました。
また、映画部門では、小学生に人気の『劇場版すとぷり はじまりの物語 ~Strawberry School Festival!!!~』が1位、中学生には『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が人気でした。しかし、特に映画やドラマを見ない理由には金銭的な理由も挙げられています。
これから流行らせたいもの
最後に、子どもたちが「これから流行らせたい」と考えているものについても多くの回答が寄せられました。VTuberやボカロ、そして歌い手グループ「いれいす」などがその一例で、彼ら自身の「推し」を大いにアピールしています。特に、VTuberが幅広い世代に広がることを望む声が多かったのが印象的です。
まとめ
今回の調査からは、子どもたちがどのように言葉や音楽を楽しみ、日々の生活に彩を加えているかが見えてきました。今後もこのような流行がどのように進化していくのか、注目が集まります。これからも子どもたちの文化や趣味に耳を傾けることが、私たち大人にも重要です。