株式会社JEMSが大阪・関西万博に協賛
株式会社JEMS(本社:茨城県つくば市)は、2025年に開催される大阪・関西万博において、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が実施する「グリーン万博」の一環として「リユースマッチング」事業に協賛することを発表しました。今回の取り組みは、同社が掲げる「ITで環境問題に挑む」というコーポレートスローガンに基づくもので、環境への配慮を基にした万博の開催に寄与することを目指しています。
大阪・関西万博の理念
大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められています。そのため、万博会場の運営と準備には国際的な合意形成が不可欠であり、これを支える「EXPO 2025 グリーンビジョン」が策定されています。このビジョンは、脱炭素化、資源循環、自然環境の保全などを6つの編成に分けて提案しています。
特に、資源循環・循環経済については、建設資材の選定において環境に優しい材質を選ぶとともに、リユースやリサイクルを積極的に活用することが強調されています。万博会場では、環境に配慮した建物の設計や、建設後の資材の再利用に向けた取り組みが行われ、持続可能な社会に向けた新たなモデル作りが期待されています。
JEMSの役割と取り組み
JEMSは、リユースマッチング事業において、特にウェブシステム「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」を企画、開発、運用することとなりました。このウェブサイトは、「施設等の移築」や「建材・設備のリユース」に関する情報を集約し、環境資源の有効活用を進めることを目的としています。
この取り組みは、万博期間中だけでなく、その後の地域社会での資源活用にも重きを置いています。関係者によると、このプロジェクトによって万博の運営がより持続可能な形になることが期待されており、具体的なサービスサイトは順次開設される予定です。
- - 「施設等の移築」に関わるサービスサイトは、2024年8月6日から運営開始予定です。
- - 「建材・設備のリユース」に関わるサービスサイトは、2025年1月頃から予定されています。
- - 「什器・備品のリユース」に関わるサービスサイトは、2025年10月頃からの開設予定です。
JEMSについて
JEMSは、1994年に設立され、以来、廃棄物管理に特化したITソリューションを提供し、多くの企業との提携を通じて着実に事業を拡大してきました。現在では850社以上の排出企業と1,100社以上の処理企業が、同社のサービスを活用しています。環境面への貢献はもちろん、顧客企業に対する支援も行っており、その活動は高く評価されています。
今後、JEMSがどのように万博を通じて環境への意識を高めていくのか、引き続き注目が集まります。