川西市がモルックスポーツを小学校へ寄贈
兵庫県川西市は市制施行70周年を記念し、地域の小学生たちにフィンランド発祥のスポーツ「モルック」を寄贈しました。この取り組みは、令和6年に開催されるモルック大会を契機に、市内各小学校でモルックを楽しむ機会を提供することを目的としています。
モルックとは
モルックは、年齢や性別を問わず誰でも楽しむことができるスポーツで、その単純なルールとアイデアから、多くの人々に親しまれています。競技が簡単であるため、家族や友人同士で気軽に楽しむことができ、毎年その参加者数は増加傾向にあります。
川西市には、モルックの聖地として名高い満願寺や、専用のスポーツ施設であるモルックドームも存在し、地域での人気も高まっています。市内でのモルック普及を目指す川西モルックの会は、個人や企業からの寄付を受け、モルックを各小学校へ寄贈する活動を行っています。
小学校への寄贈
最初の寄贈として、2023年2月14日に川西市立桜が丘小学校に2セットのモルックが手渡されました。寄贈されたモルックには、桜が丘小学校の名前が刻印され、特別なものになります。
寄贈を受けた桜が丘小学校の校長、山戸校長は「寄贈をありがとうございます。体育の授業やレクリエーションの時間に活用し、児童たちにモルックに触れてもらいたい」と感謝の意を示しました。また、使用されていないときは校長室の前に置き、興味を持ってもらう工夫を考えているそうです。
モルックを通じて地域を活性化
川西市では「モルック格差解消」をスローガンに、モルックの普及に向けた取り組みが進められています。より多くの市民がこのスポーツに触れ、楽しむ機会を提供することで、地域活性化にもつながります。また、モルックを通した交流が、地域住民同士の絆を強める一助とされています。
モルックが市内各小学校に広まっていくことで、子どもたちが楽しみながら健康な生活を送ることが期待されています。そして、市制70周年を機に新たに始まったこの取り組みが、川西市の未来を担う子どもたちの成長に繋がることでしょう。