群馬県と欧州スタートアップの新たな協業プログラム始動!
群馬県が欧州のスタートアップとの新しい協業プログラムを立ち上げました。その名も「Gunma×EITグローバルアウトリーチプログラム」。このプログラムは、県内企業と世界的に名高いスタートアップを結びつけることで、イノベーションを推進し、新たなビジネスの創出を目指しています。
イベントのキックオフは、2025年8月21日に群馬県庁の32階にある官民共創スペース「NETSUGEN」で行われました。ここでは、欧州イノベーション・技術機構(EIT)が選考した県内の企業5社と1団体が参加し、視察やプレゼンテーションを通じて、今後の協業に向けた取り組みを発表しました。
活動の内容
本イベントでは、欧州スタートアップとの連携促進を狙ったトークセッションや、企業発表が行われました。特にオープンイノベーションの重要性や、地域内外の企業がどのように新たな価値を共創できるのかについての意義を深く理解するためのプラットフォームを提供しました。
イベントは、現地参加38名、オンライン参加者46名の合計84名が集まり、EITの支援を受けることで、参加した企業が新たなビジネスモデルや解決策を見出すことを期待されています。今後もEITによる欧州スタートアップの選定が進められ、選出されたスタートアップが11月には日本を訪れ、対面での交流が行われる予定です。
参加企業・団体
今回のプログラムには、以下の企業と団体が参加しています(五十音順):
- - 沖電気工業株式会社 高崎事務所
- - 株式会社栗原医療器械店
- - 群馬県繊維工業技術振興会
- - 太陽誘電株式会社 R&Dセンター
- - 株式会社ミツバ
- - 三菱鉛筆株式会社 群馬工場
これらの企業は、スタートアップとの連携を通じて、可能性の広がりを期待しており、課題解決に向けた清新なアイデアを模索中です。
トークセッションの様子
トークセッションでは、欧州スタートアップの特徴や日本市場に対する見え方、さらには協業先企業としての魅力をどう伝えるかといったトピックについて議論が行われました。EITの担当者や、株式会社ゼロワンブースターの取締役がモデレーターを務め、参加者の質問に答えつつ、実践的なアドバイスを提供しました。
このようなオープンイノベーションに取り組む上でのマインドセットや方法論についても多くの気づきがあったことが、午後のディスカッションでも話題となりました。
欧州イノベーション・技術機構(EIT)について
EITは、2008年に設立されたEUのイノベーション推進機関で、ハンガリーのブダペストに本部を構えています。研究と教育、ビジネスをつなぎ、欧州の経済成長と競争力の向上を目的としています。EITは様々な分野に分かれた「ナレッジ・イノベーション・コミュニティ(KIC)」を通じ、スタートアップ支援や共同研究を行っています。これにより、資金だけでなく、専門家支援や技術検証など、包括的なエコシステムにアクセスすることが可能です。
まとめ
群馬県のこの新しい取り組みは、地域経済を活性化し、ユニークなビジネスチャンスを生み出すための重要なステップとなるでしょう。今後のプログラムの進捗に注目が集まっています。