日立ソリューションズが新たに発表したAI活用のサプライチェーン最適化
日立ソリューションズ(本社:東京都品川区)は、製造業や流通小売業におけるグローバル企業向けに、AIを活用したサプライチェーンの需要予測と計画最適化を実現する新サービス「o9 デジタルブレイン・プラットフォーム」を提供開始しました。この新たなサービスの導入により、企業は外的要因の影響を受けた場合でも柔軟に計画を立てることが可能になります。
サプライチェーンの課題
昨今、企業は気象災害や地政学リスク、感染症などさまざまなリスク因子に直面しており、これらは調達や生産に大きな影響を及ぼしています。また、企業は環境や人権に配慮した意思決定が求められるなど、社会的な責任も果たさなければなりません。しかし、多くの企業は、サプライヤーや工場ごとに情報を管理しているため、効果的な計画作成が困難であるのが実情です。
o9 デジタルブレイン・プラットフォームの特徴
新サービス「o9 デジタルブレイン・プラットフォーム」では、膨大なデータを基にした高精度な需要予測が可能です。以下にその主な特徴を紹介します。
1.
AIを駆使した需要予測
膨大な外的データを高速分析し、需要予測から供給、在庫、輸送、販売までが一元管理されます。これにより、迅速かつ質の高い意思決定が可能になります。
2.
視覚的な操作と可視化
ダッシュボードを用いた視覚的なデータ処理が可能で、要素の詳細を簡単に確認できます。これにより、ユーザーはサプライチェーンを直感的に操作できます。
3.
外部システムとの連携
既存のERPや財務計画システムとシームレスに連携可能で、業務プロセスの効率化に寄与します。さらに、サプライヤーとの情報共有も容易で、サプライチェーン全体の最適化が実現します。
企業のDX推進に貢献
日立ソリューションズは、これまで数多くの企業に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を行ってきました。このo9 デジタルブレイン・プラットフォームを活用することで、製造業のDXをさらに加速し、環境への配慮や生産性の向上を図ることが期待されています。
また、o9ソリューションズは、ガートナーの2023年マジック・クアドラントにおいてもリーダー企業に選ばれており、その信頼性と実績は確かなものです。日立ソリューションズは、この新サービスで日本企業にさらなる価値を提供し、サプライチェーンの強化に繋げていく考えです。
パートナーシップの意義
o9ソリューションズのCEO、Chakri Gottemukkala氏は、「日立ソリューションズとのパートナーシップを結ぶことができ、大変嬉しく思っています。両社の専門知識を生かすことで、日本企業に新たな価値を提供できると確信しています。」と述べています。
終わりに
日立ソリューションズの新サービス「o9 デジタルブレイン・プラットフォーム」により、企業はサプライチェーンの可視化を実現し、環境変化への対応力を向上させることが可能になります。今後の展開に期待が高まります。