スマートフォン市場での新動向
スマートフォンの利用が日本国内で加速している中、最近発表された調査結果によって、アンドロイドOSがアップルのiOSを抜いて国内でのシェアを獲得したことが明らかになりました。このデータは、コムスコア・ジャパンが行った「コムスコア・モビレンズ」の調査から引き出されたものです。
調査によると、2011年3月時点でのスマートフォンユーザーは976万人を超える勢いで増加しており、それに伴いアンドロイドOSの利用者数が急激に増加しています。具体的には、2010年9月から2011年3月にかけて、アンドロイドのユーザー数は841千人から4,601千人へと急増しました。一方で、アップルのiOSユーザー数は、同期間中に3,347千人から3,906千人にしか増加しませんでした。
スマートフォンのユーザー数の変化
調査は13歳以上の携帯ユーザーを対象としており、以下のような結果が示されています(千人単位)。
| 2010年9月 | 2010年12月 | 2011年3月 |
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スマートフォンユーザー総数 | 5,702 | 6,975 | 9,764 |
Google アンドロイド | 841 | 2,174 | 4,601 |
アップル | 3,347 | 3,787 | 3,906 |
その他 | 1,514 | 1,014 | 1,257 |
このデータから、アンドロイドの急成長が見受けられます。一方で、iOSもトップ5に3機種がランクインしており、やはりiPhoneの人気も健在です。この時点で、機種別の利用者ランキングは次のようになっています。
1. Apple - iPhone 4 32GB
2. Sony Ericsson - Xperia
3. Apple - iPhone 4 16GB
4. Apple - iPhone 3G S 32GB
5. Toshiba - REGZA Phone T-01C
このことからも、アンドロイドの人気に押される一方で、iPhoneが依然として高い人気を維持していることが確認できます。
スマートフォンの普及状況
コムスコア・ジャパン社長の西谷大蔵氏は、調査結果について「スマートフォンの普及は当初の予想を超え、完全に浸透しています。特に大都市圏だけでなく、地方でもその傾向が見られ、ユーザーのメインデバイスとしてスマートフォンが定着しています」と述べています。また、スマートフォンのサブ機としての利用が減少していることも指摘し、今後のさらなる浸透に期待を寄せています。
まとめ
この調査結果は、日本のスマートフォン市場における重要な指標となります。アンドロイドのシェア拡大は、今後の製品展開やマーケティング戦略にも影響を与えるでしょう。今後も目が離せないスマートフォン業界の動向を追い続けていきたいものです。データ詳細はコムスコアの公式ウェブサイトで確認できます。