株式会社UPSIDERが提供する法人カードUPSIDERは、最近シングルサインオン(SSO)機能に新たに対応し、One Identityが運営するOneLoginとの連携を実現しました。この取り組みは、企業のデジタルワークスペースの安全性と利便性を高めることを目的としています。
背景:企業に求められるセキュリティの強化
近年、企業や組織でアプリケーションやクラウドサービスの利用が増加しており、それに伴い従業員が管理するアカウントやパスワードの数も爆発的に増えています。従来のパスワード管理方法ではリスクが多く、パスワードの使い回しや脆弱な設定は企業のセキュリティを脅かします。このため、業務効率を向上させると同時に、安全なアクセス環境を整える必要があります。
アクセスの簡易化とセキュリティの強化
UPSIDERは、これまでもGoogle WorkspaceやMicrosoft Entra ID、Oktaなど、複数のプラットフォームでSAML2.0認証によるSSO機能を実装してきましたが、今回新たにOneLoginでの対応を加えました。これにより、OneLoginの利用企業は、ユーザー名やパスワードを入力することなくUPSIDERに簡単にアクセスできるようになります。このワンクリックのログインは、従業員が個々の情報管理の煩わしさから解放され、生産性の向上にも寄与するでしょう。
一貫した業務フローの確立
UPSIDERは、企業におけるガバナンスやアカウンタビリティを重視した多様な機能を提供しています。特に、決済プロセスにおいては、利用先の制限や上限設定、稟議申請プロセスの簡略化など、業務の流れを一貫させることが可能です。これにより、企業は透明性の高い支出管理と、迅速な経費精算を実現でき、さらなる効率化を図ることができます。
今後の展望
株式会社UPSIDERは、将来的にはさらなる機能の追加やアップデートを進める方針です。これにより、ユーザーにとってより安全で便利なサービスを提供し、企業の成長をサポートし続けることを目指します。なお、この新機能の導入は、OneLoginの日本国内での展開を支援するペンティオ株式会社の協力によって実現しました。
企業情報と今後の展開
法人カードUPSIDERはすでに80,000社以上で利用されており、その機能の信頼性や利便性は高く評価されています。今年5月には新たにUPSIDER Capitalを設立し、スタートアップ向けにデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」の運営も発表しました。このファンドは総額100億円に達し、今後の成長企業を支援するための新たな取引環境を提供します。
UPSIDERは、「挑戦者を支える金融プラットフォーム」というミッションのもと、これからも引き続き革新的な機能を提供し、企業の競争力向上に寄与していくことに努めます。最先端の技術を取り入れた金融サービスで、法人カードの新たなスタンダードを確立していくでしょう。