シードラウンドでの資金調達と新たな展開
株式会社AuthenticAI(オーセンティックAI)は、企業向け生成AIプラットフォームを提供し、最近行ったシードラウンドで約7,000万円の資金調達に成功したと発表しました。主な引受先は、国内初の生成AI特化型ファンドを運営するANOBAKAと人材領域に強みを持つパーソルベンチャーパートナーズです。この資金調達を通じて、「Maison AI」の技術開発を進め、企業のAI活用を広めていく計画です。
「Maison AI」の特長と提供価値
生成AIは今や企業のビジネス戦略において欠かせない存在となりつつあります。しかし、実際の利用には、目的に応じた柔軟なAIモデルの選択と導入後の運用サポートが求められます。オーセンティックAIは「Maison AI」により、どの部署で、どのモデルを使用するべきか迷っている企業への解決策を提供しています。
「Maison AI」は、業務内容や役割に応じた最適なAIモデルを選択できる仕組みを備えており、経営層から現場の担当者まで組織全体で効率的に導入できます。これにより、AI活用が実際には一部の試みに留まるのではなく、会社全体の力に変えていくことを目指しています。
多様なAIモデルの活用
「Maison AI」では、ChatGPTやGoogle Gemini、Claudeなどのテキスト生成AI、さらにはStable Diffusionを使った画像生成AIまで、多様なモデルを一つのプラットフォーム上で活用可能です。これにより、目的に応じて必要なモデルを使い分け、利用者には使用中のAIモデルを常に開示することで、安全で透明性の高い利用環境を提供しています。
柔軟なワークスペース機能
チームや部門、全社規模の共同作業を可能にする柔軟なワークスペース機能も搭載されています。複数のメンバーが同時に作業できる環境を提供し、企業の成長に合わせた拡張が容易に行えます。
一貫したサポート体制
AI導入を円滑に進めるための、一貫したサポート体制も整っています。社内チームとの連携により、人工知能の導入戦略から運用、活用のサポートまで対応。企業ごとのニーズに合わせてカスタマイズされた支援を提供し、AIを利用した業務の進展を加速します。
導入実績とさらなる成長
既に、約50社、8,000名以上のユーザーが「Maison AI」を利用し、21億文字以上の生成、さらに120万枚の画像生成を達成しています。さまざまな企業がこのプラットフォームを通じて業務効率を劇的に向上させ、新たなビジネス機会を生み出しています。
未来に向けての展望
「汎用人工知能(AGI)でつなぐ、知性と創造の世界」をビジョンに掲げるオーセンティックAIは、AGI時代の到来を見据えた機能の拡張と市場展開を加速します。調達した資金を最大限に活用し、AIを使った新たな価値創出に向けた基盤づくりを進める予定です。特に自律型AIエージェントやブランド独自のクリエイティブAI作成機能など、新機能の投入が期待されています。これらの新機能により、企業は日々の業務をさらに効率化・自動化できるようになります。
まとめ
「Maison AI」は、AIプラットフォームとして単なるツール提供にとどまらず、企業のAI化を進めるパートナーとしての道を進み続けています。AIの時代を迎える中で、企業が競争力を確保するためには、このような革新的なソリューションが必要不可欠です。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。