魅力的なオフィス環境の実現
株式会社イトーキの「ITOKI DESIGN HOUSE」が、屋内緑化推進協議会主催の「屋内緑化コンクール2025」において、農林水産省の農産局長賞を受賞しました。この受賞は、オフィス空間における植栽の取り組みが高く評価された証です。
この取り組みの背景には、イトーキが長年注力してきたオフィスの緑化があります。最先端のオフィスデザインとして評価された「ITOKI DESIGN HOUSE」は、2024年11月にリニューアルオープンし、居心地の良さを追求した空間として期待されています。自然光と豊かな緑を取り込むことで、働く人々が快適に過ごせる環境を提供しています。
植栽の設計と管理
「ITOKI DESIGN HOUSE」内の植栽は、株式会社グリーンディスプレイと協力し設計されました。単なる見た目の装飾だけでなく、ABW(Activity Based Working)を実践するための要素として機能します。これにより、社員は活動に応じた環境を選んで快適に作業することができ、集中とリラックスの切り替えを手助けします。
さらに、植物の成長環境にも配慮されており、適切な順化や照明の配置、通風を確保する送風ファンの導入がなされています。週に一度の維持管理が行われており、常に良好な植栽の状態が保たれています。
受賞の意義
農林水産省農産局長賞を受賞したことは、イトーキにとって大きな励みです。今後も、人にも植物にも優しいオフィス環境の実現を目指し、顧客への提案を強化していく意向が示されています。オフィス空間が企業の生産性や職場環境に大いに貢献することを信じて、これからも様々な取り組みを進めていくでしょう。
屋内緑化コンクールの目的
屋内緑化コンクールは、屋内空間における緑化の普及と向上を目的とした表彰制度です。公共施設やオフィス、商業施設など多様な場所の優れた緑化事例を表彰し、都市生活における癒しや快適性の向上、環境負荷の軽減を広く社会に提示しています。
イトーキの特徴
創業1890年のイトーキは、「明日の『働く』をデザインする」というミッションを掲げ、オフィス家具の製造販売や空間デザイン、働き方のコンサルティングなど幅広い事業を展開しています。最近ではハイブリッドワークの流行に対応した空間DXや最適オフィス運用の支援も行っており、外部デザイナーとの協業を通じて新しいワークスタイルを提案しています。
このような取り組みが、今後のオフィス環境や働き方をより良いものに進化させていくことが期待されます。