自然素材「い草」を用いたSAKYU CHAIRがデザイン賞受賞
2026年、株式会社アダルが展開するサステナブルブランド《Look into Nature》の「SAKYU CHAIR」が、名誉ある国際デザイン賞「iF DESIGN AWARD 2026」を受賞しました。この受賞は、昨年2024年に続いての快挙であり、い草という日本の伝統素材が持つ可能性を示すものです。
iF DESIGN AWARDとは
iF DESIGN AWARDは、ドイツのiF International Forum Designが主催する国際的なデザイン賞で、世界三大デザイン賞のひとつとして知られています。評価基準はデザインの独創性と革新性であり、受賞はそのブランドにおける品質の証明とされています。
SAKYU CHAIRの特徴
SAKYU CHAIRは、自然素材として「い草」を使用した座面が特徴で、素材の持つ独特の質感や美しさ、そして機能性が高く評価されています。デザイン自体は、ミニマリスティックなスチールフレームと、い草による立体的かつ繊細な編み構造が特徴的で、伝統と現代の美を見事に融合させています。
また、アームレストの有無を選択可能な点や、ブラック・グレー・ブラウンの3色展開の細身のレッグも魅力的。さらに、6種類のい草座面仕上げから自由に組み合わせることができ、自らの好みに合わせたスタイルが楽しめます。これにより、住宅だけでなく、ホテルや飲食店など多様な空間にもフィットするデザインとなっています。
自然との調和を求めて
《Look into Nature》は、自然との調和をテーマに、い草を主役としたデザインを追求しています。このブランドは、ただの家具を提供するのではなく、人々とモノ、空間が自然に一体となった「親和する風景」の創出を目指しています。2019年にミラノデザインウィークへ世界デビューを果たし、今後もミラノサローネ国際家具見本市への出展を通じて、い草の魅力を国際的に広げていく予定です。
デザインスタジオMUCNYC
「SAKYU CHAIR」に関わったデザインスタジオMUCNYCは、シュテファニー・クバネクとミヒャエル・ゲルトマッハによって2019年に設立されました。彼らはニューヨークとミュンヘンを拠点に、国際的で多文化的な視点を持つデザインを展開しています。クバネク氏は有名なロイヤル・カレッジ・オブ・アートでの教育経験を持ち、ゲルトマッハ氏はMDF ItaliaやMagisなど、国際的なブランドのプロダクトデザインに関与してきました。
彼らのデザイン哲学は、エコロジーと持続可能性を重視し、そのアプローチはSAKYU CHAIRにも反映されています。クバネク氏とゲルトマッハ氏は、ただの作品を作るのではなく、責任あるデザインの重要性を常に考えています。
まとめ
SAKYU CHAIRの受賞は、日本の伝統素材「い草」の新たな可能性を示し、サステナブルなデザインの未来を切り開くものです。自然を感じることができるこの椅子は、私たちの日常生活をより豊かにしてくれる存在となるでしょう。これからも《Look into Nature》の活動から目が離せません。