MD-Farmの新工場
2024-07-24 17:53:17

次世代型イチゴ栽培を実現するMD-Farmの新たな挑戦

MD-Farmの次世代型イチゴ植物工場



MD-Farm株式会社が、山形県南陽市に次世代型イチゴ植物工場の統合実証棟を建設中です。このプロジェクトは、農林水産省の支援を受け、ロボット技術、AI、IoTを駆使した新しい農業の形を追求しています。

統合実証工場の目的と実現する技術


この工場の主な目的は、農業の効率性を最大限に引き上げることです。具体的には、従来の露地栽培に比べ、面積利用効率を70倍とする栽培方法を確立することを目指します。また、完全無農薬での長期間にわたる安定した栽培技術を特許取得済みで持っており、これを元に気候変動の影響を受けずに安定したイチゴ生産を行う計画です。

工場の起工式は2023年6月20日に行われ、建設が始まりました。竣工予定は2024年12月。この新たな工場づくりには、岩谷産業グループの岩谷テクノが建設工事を担当し、高い完成度の施設を目指しています。

地域との連携と高効率の実現


南陽市は、ロボット開発や金属加工企業が豊富とされています。MD-Farmはこの地の利を生かし、迅速なロボット開発とその量産を地域の企業と共に進めていく考えです。これは地域に新たな雇用を創出し、経済の活性化にも繋がることでしょう。

また、クラウド上で管理される栽培データにより、気候や天候に影響されることなく、全国どこでも安定した品質と供給量を維持できます。これにより、消費者に近い場所での生産が可能となり、長距離の輸送が不要に。流通コストが大幅に削減され、新鮮なイチゴを年間通して安定的に提供できる環境が整います。

農業のソフトウェア化と環境問題への貢献


MD-Farmの植物工場は、AIやIoT機器を駆使して、高齢化などによる農業従事者不足問題にも対応可能です。これにより、より少ない人員で効率的な栽培が実現します。加えて、環境配慮も重要視されており、CO2や梱包材の削減にも取り組みます。

このように、MD-Farmは従来の農業とハイテク技術を融合させた全く新しい農業スタイルを目指しており、この取り組みは「AgrI-DX」と名付けられています。この新たな産業モデルは、農業界に新たな風を吹き込むに違いありません。

施設概要


  • - 施設名: 南陽統合実証工場(仮)
  • - 所在地: 山形県南陽市和田
  • - 着工時期: 2024年7月
  • - 竣工予定: 2024年12月
  • - 環境エネルギー対応: 高効率の空調設備とオリジナルLEDを採用し、消費電力を削減します。また、光合成を促進するためにCO2を効果的に使用します。

この新たな試みが、未来のイチゴ生産の形を根本から変えていくことに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
MD-Farm株式会社
住所
新潟県新発田市中曽根城北町2-9-22
電話番号

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