陶芸・古美術オークションの結果速報
2021年7月3日、Shinwa Auctionが開催した陶芸・古美術に関するオークションが大成功を収めました。総落札額はなんと2億3,978万5千円に達し、落札率は84.86%という高い数字を記録しました。昨年同時期に実施されたオークションと比較しても、約268%の増加を見せており、これは陶芸や古美術に対するブームの兆しを示唆しています。
今回のオークションでは、歴史的にも名を知られる多くの作品が出品されました。特に注目を集めたのが長次郎の「黒茶碗 和哥」で、落札価格は4,200万円にも上りました。また、宮本武蔵の「孤雁独嘯図」が1,200万円、光琳の「水辺芦撫子図団扇」が2,700万円で落札され、各作品は予想以上の価格で取引されています。
名作が次々と落札
各出品作品がどのような評価を受けたのか、幾つかの例を挙げて見ていきましょう。
- - 長次郎 「黒茶碗 和哥」 (H8.4×D10.8cm)
落札価格:4,200万円
落札予想価格が1,000万~1,500万円とされていた中、2倍以上の価格で落札。出品された書付や背景にある歴史が、価格の上昇に寄与したと考えられます。
落札価格:1,200万円
書画としての評価に加え、彼の武道に関する教えとも繋がるこの作品は、高い人気を誇ることが伺えます。
落札価格:2,700万円
落札予想価格が1,500万~2,500万円とされていた中、この図団扇の美しさが評価されました。
Shinwa Auctionの方針
Shinwa Auctionの学芸員は、これらの名作が落札された理由を以下のように分析しています。「特に黒茶碗については、千利休の侘び茶の精神を体現するものであり、長次郎の技術が際立っています。また、宮本武蔵はその武道の背景から、書画に対する深い理解を持っていたことがその作品の価値を高めています。」
次回のオークションは7月17日に予定されており、近代美術をテーマとした内容となっています。出品には杉山寧や草間彌生の作品も登場する予定です。詳細情報は公式サイトから確認できますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
会社概要
Shinwa Auction株式会社は、東京都中央区に位置するアートオークション会社で、2017年に設立されました。今後も良品を取り扱い、オークションの公正な運営を推進していく方針です。アート市場の動向に大いに注目です!