フジクライノベーションハブ「BRIDGE」とコードミーの取り組み
株式会社フジクラが運営するフジクライノベーションハブ「BRIDGE」では、異なるバックグラウンドを持つ人々が集まり、新たな価値創造を目指しています。この度、オープンイノベーションを加速させるための実証実験として、香りを活用するプロジェクトがスタートしました。これは、香りがコミュニケーションや人間関係の質を向上させる可能性を探る試みです。
共感の力を引き出す香りの力
新規事業の立ち上げやオープンイノベーションには、多様な価値観を持つ人々と共創することが鍵となります。フジクラは、「同じ香りのストーリーを共有すると仲間意識が高まる」といった意見を踏まえ、香りの役割に着目。昨年のテストマーケティングでは、エントランスに香りを噴霧することで、リラックスや良好なコミュニケーションを促進する結果が得られました。
今回の実証実験には、フジクラ自らが開発したオリジナルアロマを使用します。このアロマは、柑橘系と森林系の国産天然精油から調香され、脳波測定による効果も期待されています。これにより、参加者の興味や関心が高まり、自由な発想を生み出すことが目指されています。
共同の創造の場「BRIDGE」
フジクライノベーションハブ「BRIDGE」は、企業、団体、研究機関、行政など多様なプレイヤーが集まる場です。ここでは、異なるバックグラウンドの理解を深め、共感を育むイベントやワークショップが開催されています。今回のプロジェクトは、香りのスタートアップ企業コードミーとの連携の下、香りの効果を実証するものです。フジクラがイノベーションの場を提供し、コードミーが香りの開発を担うことで、両者の強みを生かした取り組みが実現しました。
香りの実証実験がもたらす新しいビジネスの可能性
実証実験は、今後6か月間にわたり、香りがイノベーション活動に与える影響を検証します。この結果をもとに、実際のビジネスに香りを取り入れる方向性を探っていく予定です。特に、応接や打ち合わせスペースにおけるオリジナルアロマの演出や、名刺に香りを付けるアロマカードの導入など、具体的な施策が準備されています。
このように、香りを導入することで、より良いコミュニケーションと共創の場が創出されることが期待されています。社員同士の絆を深めるための新しい試みとして、香りの力に注目が集まっています。
企業概要
- - フジクラ: 光ファイバやケーブルなどを製造販売している企業。東京の江東区を拠点に、様々なテクノロジーを提供しています。公式ウェブサイト: フジクラ
- - コードミー: 香りパーソナライゼーションを提供するECサービスを展開。個人に最適な香りを提供すると共に、企業向けにもオリジナルの香りを開発しています。公式ウェブサイト: コードミー
この取り組みを通じて、香りの新たな可能性がビジネスシーンでも広がることが期待されます。これからの結果報告にも注目です。