NECネクサソリューションズ、製造業向けERPを進化させ標準化に貢献

NECネクサソリューションズが製造業向けERPシステムを進化

NECネクサソリューションズ株式会社が、市場のニーズに応じて製造業向けERPシステム「EXPLANNER/NX」の機能を強化しました。この新たな強化では、特に化学・素材製造業や部品製造業において、「Fit to Standard」の導入を実現することを目的としています。7月11日より提供が開始され、これにより企業が直面する人手不足や業務プロセスの標準化の課題に対応します。

背景

製造業では、現在、人手不足が深刻化し、業務の効率化と事業の持続可能性が求められています。これに対処するため、NECネクサソリューションズは、業務フローの標準化と業界固有の課題に対する解決策を提供することを目指しています。"EXPLANNER/NX"は、これらの課題に応じた機能を持つERPシステムとして注目されています。

機能の強化内容

今回の強化には、以下のような内容が含まれています：

1. 変換ツール
周辺システムと容易に連携できる変換ツールを提供し、インターフェース開発なしでの接続が可能です。これにより、企業は時間とリソースを節約できます。

2. 汎用データ出力機能
ERPシステムに蓄積されたデータを出力し、周辺システムとの柔軟な連携を実現します。データを最大限に活用した業務改善が期待されます。

3. 電子帳票プラットフォームとの連携
新たに「invoiceAgent」との連携が実現され、ペーパーレス化が進むと同時に、電子帳票の送受信がスムーズに行えるようになります。これにより、文書管理の手間を大幅に削減できます。

4. 金型管理機能
部品製造業向けに、複雑な構成の金型マスタを管理し、ショット数の把握を容易にする金型管理機能も追加されました。これにより、コストの最適化が可能になります。

5. 作業日報入力機能
担当者や製番ごとに作業実績の日報を入力できる機能が追加され、製品原価把握の精度向上が図られます。これにより、業務の透明性が増し、問題の早期発見が可能になります。

6. 個別原価照会機能
月次および月中の原価の積み上げを可能にし、原価把握の精度を向上させます。従来と比べて、より迅速で正確な原価管理が実現します。

展示会でのプレゼンテーション

NECネクサソリューションズは、これらの新機能を「Factory Innovation Week（秋）」で展示する予定です。このイベントは9月17日から19日まで、千葉県幕張メッセで開催されます。また、関連するセミナーも9月19日に開催され、製造業の最新の取り組みについて紹介されます。

詳しくは、NECネクサソリューションズの公式サイトや、展示会への参加案内をご覧ください。業界の最前線を体感し、ERP導入の新たな可能性を探る機会となるでしょう。