近畿大学経済学部ゼミが自動運転バス調査を実施！地域ニーズを探る取り組み

近畿大学経済学部が自動運転バス導入に向けた調査を実施

近畿大学経済学部の総合経済政策学科に所属する新井ゼミは、自動運転バスの導入を目指して東大阪市にて実地調査を行います。この活動は、2025年4月に発足予定の「東大阪市自動運転バス社会実装プロジェクト」の一環であり、地域住民の移動ニーズを把握するための重要なステップとなります。

実地調査とヒアリングの実施

2025年11月18日、近畿大学の新井ゼミは、大阪メトロの中央線「長田駅」と近畿日本鉄道のけいはんな線「荒本駅」にて、乗降客に対するパーソントリップ調査を実施しました。この調査では、どのような人が、どこからどこへ、どのような目的で移動するのかといった行動を詳しく探ることを目的としています。

さらに、2025年12月11日には、自動運転バスが既に運行されている韓国ソウル市庁の交通政策担当者へのオンラインヒアリングを実施する予定です。ソウル市の先進事例を取り入れることで、東大阪市が今後取り組むべき課題や戦略を明らかにする狙いがあります。

地域のニーズを反映させた政策提言へ

新井ゼミが収集したデータは、「東大阪市自動運転バス社会実装プロジェクト」における研究調査報告の一部として活用され、将来的に政策提言として地域の交通政策に反映される予定です。この活動は、経済学部生が地域の産業特性や交通需要を解析することで、地域の観光需要の向上と魅力度の増加を目指すものとなっています。