東急不動産が進めるまちづくりDXサービス
東京都渋谷区に本社を置く東急不動産株式会社が、地域体験を革新するデジタルサービス「Machi-wai」を導入しました。このサービスは、渋谷エリアの複合施設「Shibuya Sakura Stage」や東急プラザ原宿「ハラカド」などで実施され、訪問者とのデジタル接点の構築を目指しています。
Machi-waiとは?
「Machi-wai」は、地域の魅力を引き出すためのエリアマネジメントツールです。デジタルスタンプラリーやルーレットなどの機能を取り入れ、来場者の回遊を促進します。加えて、得られたデータを分析・可視化することで、データドリブンなまちづくりを支援。リアルな施設の訪問者とのデジタルなつながりを強化し、賑わいのある街づくりに寄与しています。
サービスの特長
1. 低コストかつ短期間で実装可能
Machi-waiはWEBアプリとNFCタグを使用し、簡便にリアル×デジタル施策を実現します。これにより、施設の運営者は手軽にデジタル戦略を導入できます。
2. 訪問者の回遊促進
このツールのデータ分析機能により、訪問者の行動を把握し、効果的に回遊を促進することが可能です。来場者の興味に合わせた施策を展開することで、滞在時間を延ばし、施設への再訪を促します。
3. LINEを通じた長期的な関係構築
LINE連携により、イベント参加者とのデジタル接点を作り、長期的な関係を築くことがうまくいっています。これにより来場者からの反響が期待できます。
活用事例
(1) Shibuya Sakura Stageでの事例
2024年7月にオープンする「Shibuya Sakura Stage」では、LINEの友達獲得を目的とした施策が積極的に行われています。お友達登録用のプレートを設置し、館内スタンプラリーを実施することで、LINEでの接点を増やし、来場者のデータを分析することでファンエンゲージメントを向上させています。
(2) 東急プラザ原宿「ハラカド」での施策
「ハラカド」では、LINE友達登録者に電子ギフトを贈呈する施策が展開され、これがSNSを通じて広まり、1,400人以上のLINE友達を獲得することに成功しました。電子ギフトの使用率も50%を超え、訪問者の再来を促す施策となりました。
今後の展望
今後も東急不動産は渋谷圏を中心に、Machi-waiを利用した施策を展開し、訪問者の回遊促進やにぎわいの創出に努めていくとしています。渋谷エリアは文化創造の重要な拠点として、さらなる発展が期待されます。
企業情報
TFHD digital株式会社は、東急不動産の100%出資による会社で、デジタル施策を通して地域活性化を進めています。会社は2022年に設立され、現在は多岐にわたる事業に取り組んでいます。
詳細については、こちらの
サービスサイトをご覧ください。