2026年版 ECサイト表示速度ランキングの詳細
2026年4月、デジタルビジネスの支援を行う株式会社ギャプライズが、新たに国内のECサイトの表示速度ランキングを発表しました。調査対象は通販新聞社が発表した売上高ランキング上位300社のサイトです。今回のランキングは、ウェブサイトの表示速度がもたらすユーザー体験の向上に焦点を当てており、445サイト以上の実績が反映されています。
調査概要
調査は2026年4月時点で実施され、GoogleのChrome ユーザーエクスペリエンスレポートからデータを取得しました。具体的には、各サイトのドメインレベルで4G回線を使用し、モバイルデバイスにおけるLCP(最大コンテンツの描画時間)を比較しました。LCPは、ユーザーがページを開いてから主要なコンテンツが表示されるまでの時間を示し、その数値が小さいほど良好なユーザー体験を提供することができます。
LCP(Largest Contentful Paint)とは?
LCPはウェブサイトのパフォーマンスを評価する重要な指標の一つで、Googleが定義しています。理想的なLCPの数値は2.5秒以内であり、これを超えるとユーザー体験が低下するとされます。今回の調査でも、LCPが1秒未満のサイトが多く見受けられ、これは洗練されたサイトパフォーマンスを示しています。
ランキング結果
調査の結果、トップ10のすべてのサイトは0.8秒以下のLCPを記録しました。特に、第1位となった「まんだらけ」は驚異的な0.515秒という数値を達成しています。2位の「白鳩」や、3位の「ユーコー」、4位の「あみあみ」、5位の「ヒラキ」、6位の「エプソンダイレクト」なども高いパフォーマンスを維持しています。全体の約80%のサイトが「GOOD」基準に達しており、ユーザーにとって快適なサイト環境が整えられています。
メガECサイトを超えるスピード
また、アマゾンやヨドバシ・ドット・コムなどのメガECサイトが、LCP 2.5秒以内という「GOOD」基準をクリアしている中、141サイトがこれらの流通大手を上回るスピードを実現しています。この結果は、消費者の期待が高まっていることを示し、特にLCPが2秒を超えるサイトは、「遅い」と評価されやすくなっています。
サーバー応答速度(TTFB)の重要性
さらに、トップ層とその他とのサーバー応答速度(TTFB)の差が明確になっています。LCPが1秒未満のサイトは、多くがTTFBを0.5秒未満に抑えており、フロントエンドの最適化だけでなく、バックエンドの設計も重要とされています。今後は、これらの数値を意識して改善を進めることが求められるでしょう。
INP指標による新たな評価
また、Core Web Vitalsの新指標であるINP(Interaction to Next Paint)による評価も行われ、最速は「グラムスタイル公式BtoB卸」の0.043秒でした。これにより、より良いユーザー体験を提供するためには、LCPとINPの両方のスコアを考慮する必要があることが分かります。
株式会社ギャプライズについて
ギャプライズは、海外のテクノロジーを日本市場に導入し、様々な企業の成長を支える商社です。特に、サイト改善に向けたサービスや、最新のABテストツールの提供が注目されています。日本のエンタープライズIT市場が急成長する中で、ギャプライズは技術的な支援を更に強化し続けています。
今後も、ユーザーの体験を向上させるための取り組みを推進し続け、多様な業界の企業に向けた新しい価値を創出していくことでしょう。