日本調剤が進化させる医療情報のプラットフォーム
日本調剤株式会社が運営する「お薬手帳プラス」は、ユーザーにとってより便利な医療サービスを提供するために、ウィーメックスの服薬履歴共有機能「Check for Me」を新たに搭載しました。この取り組みは、医療機関や薬局での服薬情報のスムーズな閲覧と共有を可能にし、より質の高い医療提供につなげることを目的としています。
ユーザーの利便性向上
新機能により、医療機関や薬局の専門家が、患者が登録した電子お薬手帳の情報を簡単に確認できるようになりました。それまでの方法では、患者のスマートフォンから情報を入手するために端末を預かる必要があり、多くの手間がかかっていました。しかし、今回の導入によって、医療機関や薬局側がインターネットに接続したデバイスさえあれば、手軽に服薬情報にアクセス可能になりました。
さらに、利用者が保有する市販薬やサプリメントの情報も共有できるため、医師や薬剤師がより正確に患者の服薬状況を把握し、適切なアドバイスを提供できるようになります。これにより、患者の安心感が増すとともに、医療の質も向上するでしょう。
厚生労働省のガイドラインと連携
2023年3月に厚生労働省が発表した「電子版お薬手帳ガイドライン」では、医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が求められています。この中で「お薬手帳プラス」は、規定の機能を実装しており、医療機関が利用しやすい環境を整えています。これにより、患者と医療者双方にとって、より効率的な医療が期待されています。
機能の豊富さ
「お薬手帳プラス」は、服薬情報管理だけでなく、日常の健康管理にも役立つ多彩な機能を備えています。体重や血圧、血糖値などを数値やグラフで記録できる「健康管理機能」や、通院記録、服薬アラームを設定できる「カレンダー飲み忘れチェック記録機能」など、ユーザーが健康を維持できるようにサポートしています。また、日本調剤の薬局で受け取った薬の情報も自動で登録されるため、ユーザーは手軽に家族の医療情報も管理できます。
ボトムアップな医療の実現
日本調剤は、早い段階からガイドラインに準拠したサービスを展開し、患者が安心できる医療体制を整えています。医療の質向上と利便性を兼ね備えた「お薬手帳プラス」の取り組みは、地域の医療機関との協力を通じて、新たなスタンダードを築くことにつながります。
初の無料サービス
「Check for Me」は利用料が無料で、誰でも気軽にサービスを利用できる点も魅力です。デジタル技術を駆使し、医療の現場に革命をもたらす取り組みと言えるでしょう。日本調剤は今後も機能の向上に努め、さらなる医療サービスの充実を図ることで、社会全体の健康維持に貢献していく姿勢を示しています。
詳しくは、電子お薬手帳「お薬手帳プラス」の公式サイトをご参照ください。