ネットプロテクションズとWrustyが手を組む
株式会社ネットプロテクションズは、後払い決済サービス「atone」を、オンライン診療プラットフォーム「march」と連携させることを発表しました。この提携により、医療機関がオンライン診療を導入しやすくなるだけでなく、患者にとっても利便性が向上します。
連携の背景
Wrusty社が運営する「march」は、診察予約からオンライン診療、決済、さらには配送まで、ヘルスケアに必要な機能を一手に提供しているプラットフォームです。様々な医療機関で採用されている「march」は、これまでクレジットカードや代引き支払いを主な決済手段としていました。しかし、多くの医療機関から後払い決済のニーズが上がり、atoneを導入する運びとなりました。
この連携により、クレジットカードを使いたくない人やカードを持たない人でも、オンライン診療を利用しやすくなります。さらに、代引きを利用している消費者にとっても、事前に現金を用意しなくても済むため、受け取り時に不在であっても問題なく受け取ることが可能になります。これにより、患者に対してより良いサービスを提供することが期待されています。
未来の展開
ネットプロテクションズとWrusty社は、今後「march」を利用している医療機関にて、atoneの導入を促進していく計画です。3社のオンライン診療でatoneのサービスを近日中に提供開始する予定です。近年、新型コロナウイルスの影響で自宅から安心して受診できるオンライン診療が普及し、2021年6月時点での普及率はおよそ15%に達しました。
今後もオンライン診療のニーズが高まることで、後払い決済の利用も大幅に増加すると見られています。ネットプロテクションズは、決済を通じてオンライン診療の拡充に貢献し、高齢者や在宅医療を受ける患者の受診頻度を高め、「つぎのアタリマエ」を実現することを目指しています。
Wrusty社のビジョン
Wrusty社の代表取締役社長である上田 遼氏は、この提携について「業界最大手のネットプロテクションズと連携できることを大変嬉しく思います。この協力により、医療機関の後払い決済の導入が円滑になり、患者にはよりスムーズで便利な医療体験を提供できる」と述べています。今後も多くの医療機関に安心して利用していただけるプラットフォームを目指し、サービスの向上に取り組むとのことです。
「atone」の魅力
atoneは、通販や実店舗で利用できる後払い決済サービスであり、購入者は購入後に代金を支払うことが可能です。銀行口座やクレジットカード情報の登録が不要なため、すぐに使用開始できる点が大きな特徴です。また、atoneを導入した事業者側にとっては、商品のカゴ落ちを防ぎ、売上のロスを減少させる効果も期待できます。実店舗においても、クレジットカードを持つ人を取り逃がさず、店舗のキャッシュレス化を促進します。ポイントプログラムも実装しているため、新規顧客の獲得やリピート率の向上にも寄与します。
詳しい情報は
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会社情報
ネットプロテクションズは2000年1月に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。代表取締役社長は柴田 紳氏で、後払い決済サービスを提供しています。事業の多様性と利便性を追求し、今後も成長を続ける企業です。
「atone」や「march」の導入により、オンライン診療の未来がより明るくなることに期待が寄せられています。