町田の産業界に新たな風が吹く
2023年8月20日、東京都町田市に本社を置く株式会社TBKが、製造業として初めて「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言を行いました。この運動は、持続可能な物流体制の確立を目指し、地域や業界全体の物流における効率化と安全性の向上を図るものです。TBKはこの運動の趣旨に賛同し、9月26日には運動のポータルサイトにその名が掲載されました。
「ホワイト物流」推進運動とは
「ホワイト物流」とは、物流業界が抱える問題に対処し、より良い労働環境を実現することを目的とした取り組みです。ここでは、荷主や物流事業者が協力し、情報共有や納品条件の見直しを行うことで、物流の効率を高め、トラックドライバーの負担を軽減することが求められています。TBKはこの運動に参加することで、業界全体の改善に寄与する考えです。
TBKの具体的な取り組み
TBKグループは、以下の具体的な施策を通じて「ホワイト物流」実現に向けて進んでいます。
1. 物流の改善提案と協力
荷主や取引先と密接に連携し、納品条件や荷待ち時間の見直しなど、物流の改善に取り組んでいます。これにより、輸送の効率化が図られ、結果としてドライバーの労働環境が改善されることを目指しています。
2. 集荷先と配送先の集約
効率的な輸送を実現するために、集荷先や配送先の集約を進めています。また、混載便を導入することで積載効率を改善し、輸送回数の削減を狙っています。
3. 発注量の平準化
繁忙期と閑散期の差を縮小するため、発注量の平準化に取り組む計画を立てています。これにより、トラックドライバーは安定した出荷体制が確保され、負担が軽減されます。
4. 安全の確保
さらに、TBKでは荷役作業時の安全を最優先事項とし、作業手順の標準化や安全教育を徹底しています。これにより、労働災害の防止と作業環境の向上を実現しています。
TBKが目指す持続可能な未来
TBKは、自社の活動を通じて「Innovation9.9」に取り組んでいます。このプロジェクトは、生産効率の向上や最適な物流体制の構築を通じてコストを削減することを目的としています。これにより、持続可能な物流の実現を目指しており、地域密着型の企業として町田の製造業をリードする役割を果たしています。
今後の展望
今後、TBKは輸送効率の一層の向上と車載ソリューションを活用し、トラックドライバーの負担を軽減する取り組みを進めます。また、地域と連携し、持続可能で効率的な物流体制の推進に貢献していく考えです。町田市の製造業としての責任を果たし、業界全体の発展に寄与することを目指しています。
会社概要
社名:株式会社TBK
所在地:東京都町田市南成瀬4-21-1
代表者:代表取締役 尾方馨
設立日:1949年8月1日
事業内容:各種自動車および産業機械、建設機械の部品の設計、製造、販売および修理
公式サイト:
TBK公式サイト
町田市から発信されるホワイト物流推進運動は、地域経済にとっても大きな意義を持つ取り組みです。TBKの模範的な活動が、今後の製造業全体に波及し、持続可能な物流システムの確立に繋がることを期待したいと思います。