アサヒ飲料、初のアプリ連動型ウォーターマネジメントサービスを開始

アサヒ飲料が新しいウォーターマネジメントを提案

アサヒ飲料株式会社が12月2日から実施する新サービス『WATER BASE（ウォーターベース）』の実証実験が注目を集めています。これは、アプリと連携して給水量を可視化し、手軽に水分摂取を促す国内初の取り組みです。サステナビリティに配慮した消費行動を受けられるニーズに応えることを目的としています。

新たな給水体験の誕生

『WATER BASE』は、専用アプリやQRコード付きのボトルを使用することで、安全に給水ができる会員制のウォーターサーバーです。これにより、消費者は自宅だけでなく外出先でも手軽に水分補給が可能になります。アプリでは給水量を管理でき、水分摂取を促進する情報も提供されます。近年、健康意識が高まり、水分摂取に注力する人々が増えてきたため、同サービスは需要にしっかり対応しています。

Z世代を意識したサービス展開

特に、M世代やZ世代を対象に、働く人々が多く利用する「エキスパートオフィス大宮」での実証実験が行われます。ここでは、水分摂取の頻度や量、ドアロック解除に対する安心感などを評価し、今後のサービス改良に活かす方針です。また、大学や公共交通機関にも実証を広げ、さまざまな場面での利便性を探ります。2026年からの本格展開を見据えて、ユーザーのニーズに応えるサービスを整備していく予定です。

サステナビリティとパーソナライズ化

将来的には、濃縮飲料と水を組み合わせて飲用できる機能も検討されています。これにより、個々のユーザーに合ったパーソナライズされた飲み方が可能になるでしょう。また、アプリの機能拡充により、日常生活に寄り添った健康管理が実現されることを目指しています。2030年には約3千台の設置と12万人の会員登録を予定しています。

環境への取り組み

アサヒ飲料は、これまでもラベルレスボトルの開発や健康促進に向けた努力を重ねてきました。2024年9月には、環境負荷を低減し、持続可能な健康を推進するための新組織「Sustainable Drinks ベンチャーズ」を設立します。この取り組みを通じて、社会全体のWell-beingの実現を目指しています。