企業に新たな仲間、『ねこ社員』制度が日本全国で導入開始！

「ねこ社員」制度が全国へ！

保護猫を企業に迎える新しい試み、「ねこ社員」制度が1月23日からクラウドファンディングを通じて広がります。企業の一員として、オフィスやコワーキングスペースで働く保護猫を通じて、猫の殺処分問題の解決に貢献するこの制度。

「ねこ社員」とは？

「ねこ社員」とは、企業がオフィスに迎え入れる保護猫を指します。この制度は、ただ保護猫を飼うだけでなく、企業と猫が共に働く環境を提供し、双方にとってメリットを生むことを目的としています。オフィスで働くことで、猫の存在は社員の心理的安全性を向上させるたけでなく、企業のイメージアップにもつながります。

この制度は厳正な審査を経て導入され、猫が快適に過ごせる環境を整えた企業のみが参加できます。このプロセスにより、動物虐待のリスクを軽減し、新たな里親が見つかるまで猫たちが安全に暮らせる場を提供します。

猫の殺処分問題について

環境省の発表によると、猫の殺処分数は2020年から2021年にかけて19,705匹にのぼりました。殺処分数は年間を通じて減少傾向にあるものの、1日あたり約54匹が命を失っている現実が存在します。このような状況を受け、環境省は「つなぐ絆、つなぐ命」というプロジェクトを開始し、殺処分を減らすための取り組みを進めています。

私自身、多くの保護団体との対話を通じて、猫の殺処分問題に対する支援が緊急に必要であることを痛感しています。「保護活動資金が圧倒的に足りない」との声が数多く寄せられており、何とかしてこの現状に立ち向かいたいと考えるようになりました。

クラウドファンディングでの活動

このような背景から、保護団体が活動を持続的に行えるよう支援するため、クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げます。支援金は、事業を行うNPO法人『paw pads』に全額寄付し、猫の医療や健康管理に役立てられます。

我々のプロジェクトは、支援金の募集と「ねこ社員」制度の支援者獲得を目的としています。また、サポーターには感謝の意を込めた返礼品も用意しています。

一緒に猫の未来を変えよう

日本には約367万の企業があります。もしそのうちの0.6%が1匹の猫を迎え入れることができれば、猫の殺処分数はゼロになるかもしれません。「ねこ社員」制度によって、少しでもこの夢に近づきたいと思っています。

猫たちの快適な生活を守り、社会全体の意識を変えるために、一緒に活動していただける方を募集しています。皆さんのご支援が必要です。よろしくお願いいたします。