株式会社ブリングアウト、新VPoEに松原哲範就任のニュース
株式会社ブリングアウトが2025年10月1日付けで新たに松原哲範氏をVPoE(Vice President of Engineering)に迎えることを発表しました。松原氏は、日本とアメリカで約30年にわたり、ソフトウェア開発や開発チームのマネジメントに携わる実績があります。
松原哲範氏のプロフィール
松原氏は、シアトルの美しいMt. RAINIERを背景に、Sun Microsystems、Microsoft、Amazonといった世界的な企業で活躍してきました。特に、Amazon Japanではマーケットプレイス事業の初期立ち上げメンバーとして、サービスの急成長に寄与しました。さらに、シニアマネージャーという立場でのプロジェクト統括やAWS Support部門のPrincipal TPMとしての経験を持つなど、彼の経歴は非常に多彩です。2022年にはマネーフォワードに入社し、CTO室のグローバル部門の部長を務め、その後、ブリングアウトに参加することになりました。
就任の背景と松原CEOのコメント
松原哲範氏がVPoEとしてブリングアウトに参加したことに際し、彼は「技術を通じて経営を変える」というブリングアウトの理念に共感し、特に生成AIが進化する中での企業の意思決定の重要性を強調しました。彼は自らのスキルを活かし、エンジニアが最大限の力を発揮できる環境作りに取り組むとのコメントをしています。
「生成AIによるコーディング支援やAIエージェントの活用を通じて、小さなチームでも大きな価値を生み出せる組織を目指します」と意気込みを語った松原氏は、フルリモート体制を採用し、従業員が柔軟に働ける環境を整えることにも力を入れるとしています。
VPoE就任の意義
松原氏の迎え入れは、企業内でのAI活用が急速に進む現在、非常に重要な一手と位置づけられています。彼は、グローバルなプロダクト開発の経験を持ち、外資系企業と日本企業の文化に精通しているため、その知識はブリングアウトの発展に大きく寄与することでしょう。今後、AIエージェントを活用した高速な開発プロセスや、エンジニアの学びや成長を促す環境作りが進むことが期待されており、これによりAI時代の新たな開発スタンダードが創出されることが見込まれます。
代表取締役中野のコメント
同社の代表取締役である中野慧氏は、松原氏の就任を心から歓迎するとともに、彼の経歴がブリングアウトにとって救いとなると述べました。中野氏は「松原さんは技術と組織の両方の視点を理解している」として、彼が新しい開発モデルの推進において重要な役割を果たすことを期待しています。つまり、松原氏のリーダーシップのもと、ブリングアウトは新たな成長フェーズを迎え、世界レベルで通用する開発組織を形成していくことでしょう。
会社について
株式会社ブリングアウトは、「対話をデータ化して経営を変革する」ことを基本理念としており、企業に特化した言語解析サービスを提供しています。特に、大規模言語モデルを使用した対話内容の解析やフィードバックを行うためのソフトウェアを開発し、数多くの大企業にそのサービスを提供している実績があります。業界からも高く評価されており、最近では「東洋経済 すごいベンチャー100」や「日経 未来の市場を創る100社」にも選出されています。今後もブリングアウトのさらなる発展から目が離せません。