全国の空き家問題を解決する協業プロジェクト「空き家発掘チーム」
株式会社TEAMRが、就労支援事業を展開する株式会社ARUとの協力で、空き家や古家の活用を図る新しいプロジェクト「空き家発掘チーム」を始動させました。この取り組みは、空き家問題と障がい者雇用という二つの重要な社会課題にアプローチするものです。
【プロジェクトの背景】
日本では空き家の数が増加し、総務省の調査によれば、2023年には約900万戸と過去最高を記録しました。特に賃貸や売却用物件を除いた385万戸は、管理や活用が課題とされています。一方で、2026年には障害者雇用促進法が改正され、法定雇用率が引き上げられる予定です。そのため、企業においては障がい者雇用の重要性が高まってきています。
このような状況を受けて、TEAMRは空き家の再利用を進めることで、地域の資源を最大限に活用し、空き家の活用方法を探っていくとともに、障がい者の雇用機会を創出することを目指します。
【空き家発掘チームの具体的な活動】
新設された「空き家発掘チーム」は、以下の方法でプロジェクトを進めていきます。
1.
Googleストリートビューを活用した物件捜索 — 地域内を網羅的に調査し、管理が行き届いていない空き家を特定します。
2.
WebやSNSを使った所有者との接触 — 空き家の活用方法について必要とされる情報を、所有者へ届けます。
3.
空き家管理に関わる事業者とのネットワーク構築 — 司法書士、行政書士、解体業者など、空き家所有者に関わる業務を担う事業者との関係を築き、空き家活用の幅を広げます。
これらの活動は、就労支援事業所でも実施できる業務モデルとして設計されており、障がいのある方が地域の空き家問題解決に寄与することを目的としています。
【なぜこの取り組みが重要なのか】
空き家問題の深刻さは増す一方で、障がい者雇用のニーズも高まっています。これまでのデータによれば、障害福祉サービスから一般企業への就職率はわずか1〜3%と低迷しています。ARUの就労継続支援施設は、障がいのある方に仕事と必要なスキルを提供し、社会参加を促進しています。
「空き家発掘チーム」では、障がいのある方が自らのエネルギーを活かせる多様な業務が展開されることで、就労機会の拡大と共に、空き家の減少という社会課題の解決に繋がる見込みです。
【今後の展望とメリット】
このプロジェクトにより、TEAMRとARUはそれぞれの強みを活かし、地域課題の早急な解決と障がい者の就労機会拡大を目指します。空き家の所有者への情報発信を強化することで、空き家活用に関する理解を広め、相談先を提供することが可能になります。
空き家に関わる業務は、文字通り地域の未来に直結するものです。地域に新たな価値を創出し、空き家問題と障がい者雇用を同時に解決するための挑戦が始まります。TEAMRの代表、関達彦氏はこのようにコメントしています。「空き家問題と障がい者雇用は、実は地域に隠された可能性を引き出す共通点を持っています。このプロジェクトを通じて、地域とともに成長し、人が活かされる社会を築きたいと考えています。」
【まとめ】
空き家発掘チームの活動は、地域の資源を最大限に生かすだけでなく、障がいのある方に新たな雇用機会を提供する試みです。日本の地域社会の中で、このような取り組みが一層広がることが期待されます。