新たな遠隔医療
2019-06-12 12:33:51
iPhoneと電子聴診器を活用した新しい遠隔医療の形、スマートキュアがスタート!
遠隔医療の新しい取り組み
株式会社スマートゲートは、iPhoneや電子聴診器を駆使した新たなオンライン聴診システム「スマートキュア」の運用を開始しました。このシステムは、特に慢性疾患の予測や救急搬送の予防に役立つもので、患者と医師を手軽に繋ぐ新しい医療の形を提案します。
スマートキュアの特徴
「スマートキュア」は、JRCS株式会社の電子聴診器「JPES-01」とiPhoneなどのモバイル端末を使用して実現されたオンライン聴診のシステムです。これにより、心臓病、肺炎、喘息を含む様々な呼吸器疾患を効率的に診断しやすくなります。この仕組みにより、医師は患者の聴診音をリアルタイムで確認でき、迅速な判断が可能になります。
医療の現場では、特に高齢者の救急医療が大きな課題となっています。けれども、多くのケースでは、救急受診が不要であるにもかかわらず、往診や救急搬送を必要とする状況が発生しています。木村医師(医療法人ユリシス会 理事長)は、「オンラインで気軽に聴診することで、健康管理が改善され、救急搬送を未然に防ぐ一助になる」と語ります。
遠隔診療の課題と解決策
近年、多くのメディアでも報じられているように、高齢者人口の増加により救急医療体制が逼迫しています。しかし、オンライン聴診の活用により、迅速な情報共有が可能になります。システムは、問診票や診療録などの重要なデータを電子共有し、患者のカルテ情報に聴診音の録音データを紐づけられるため、医師間での情報共有も強化されます。
「スマートキュア」は、動画の高画質化を実現しつつも、少ないデータ通信量で通信できる点が特徴です。この技術により、遠隔医療の品質を担保しつつ、通信環境に左右されにくくなることが期待されています。
将来の展望
Cisco Webex Meetingsの導入により、国や地域を超えて患者と医療関係者がセキュアに繋がれるようになります。この技術革新は、医療資源の有効利用や新たな医療サービスの創出に寄与することが期待されます。
今後は多職種連携によるより効果的な治療体制が構築され、患者の健康維持にも大いに貢献できるでしょう。特に、在宅医療や高齢者向け施設での導入が進むことで、より身近な場所で質の高い医療を提供することが可能になります。
まとめ
オンライン聴診システム「スマートキュア」は、かつてない医療の効率化を実現する可能性を秘めています。遠隔医療の新たな形として多くの期待が寄せられており、医療現場の課題解決に寄与することが望まれます。今後の進展に目が離せません!
会社情報
- 会社名
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株式会社スマートゲート
- 住所
- 東京都港区港南1-9-36NTTデータ品川ビル13F
- 電話番号
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03-6661-6805