MOVIMASとシャープ、IoTゲートウェイの新時代
IoT(Internet of Things)とM2M(Machine to Machine)技術が進化する中、それに適応した産業用の堅牢なゲートウェイは市場に数多く存在しています。しかし、今後のIoTの発展に伴い、民生用ゲートウェイの需要も高まることが予想されます。このような背景の中、MOVIMASとシャープは、最新のSIMフリーIoTゲートウェイを開発する取り組みを進めています。
新たなIoTゲートウェイの特徴
MOVIMASは、IoT業界に特化した知見を活かし、クラウドシステムやネットワークインフラ、セキュリティに関する専門技術を持つ企業です。今回のプロジェクトにおいては、シャープが誇る無線通信技術やセンサー技術を駆使し、インターネット接続がない環境でも活用できるIoTゲートウェイを開発します。これにより、インターネットのない家庭や施設でも、センサーネットワークを構築し、見守りサービスの提供が可能となります。
具体的な用途
- - インターネット環境のない家庭向け: 完全な無接続環境でも機能するため、地域のインフラが整備されていない地域でも利用できる。
- - 見守り向け: 各種センサーを集約し、高齢者や子供の見守りに活用。
- - センサーネットワークを必要とする用途向け: 自動化された監視やデータ収集が可能になる。
技術的な特徴
- - 対応通信方式: 3G、LTE、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)もサポート。
- - センサー接続: RJ-45やUSBインターフェースを備え、さまざまなデバイスと接続。
- - サブGHzバンド対応: 920MHzなどの周波数にも対応。
- - Bluetooth Low Energyサポート: バージョン4.2に準拠し、電力消費を抑えた通信が可能。
これらの技術を融合した新しいIoTゲートウェイは、特にリモート地域やインターネット環境が整っていない地域において、大きなメリットをもたらします。
提供開始時期と展望
このプロジェクトの進行に伴い、MOVIMASは、サンプルを2016年の冬に、製品版を2017年初頭に提供する予定です。MOVIMASはこのIoTゲートウェイだけでなく、さまざまなセンサー、ゲートウェイからクラウド、アプリケーションに至るまでのトータルソリューションを提供することを目指しています。
今後、MOVIMASは、IoT市場の活性化に貢献し、生活の質を向上させる革新的なソリューションを提供し続けることでしょう。私たちの生活を一変させるこの技術の進化を、ぜひ注目していてほしいと思います。