JALとJTAが燃油特別付加運賃を改定
日本航空(JAL)と日本トランスオーシャン航空(JTA)は、2026年2月から適用予定の「燃油特別付加運賃」の改定を国土交通省に申請しました。この運賃は、国際線の航空券購入時に必須となるもので、燃油価格の変動を受けて2カ月ごとに見直される仕組みです。
燃油市況の影響
2025年10月から11月のシンガポールケロシン市況価格の2カ月間の平均は、1バレルあたり89.86米ドルでした。この価格と、同期間の為替の平均(1米ドル153.01円)を基にした場合、燃油特別付加運賃は円貨換算で13,750円となります。したがって、2026年2月から3月に発券される航空券では、この金額が適用されることになります。
適用期間と運賃額
新たな燃油特別付加運賃は、2026年2月1日から3月31日までに発券された航空券に適用されます。具体的には、日本から発着する旅程の運賃が対象となり、発券される運賃の設定は次の通りです。
- - 運賃額はお一人様一区間片道あたりで設定され、特定の発着地(例:イルクーツクやノヴォシビルスク)でも同様の適用額が適用されます。
変更と条件
改定された運賃は、2026年2月1日から3月31日までの間、今後の燃油価格に関わらず変更されません。ただし、政府の認可により金額、改定時期、適用期間に変更が生じる可能性がある点には注意が必要です。
2026年4月以降の運賃については、2026年2月に新たに発表される予定です。また、市況平均が1バレルあたり6,000円を下回る場合は、この燃油特別付加運賃は適用されません。
適用条件と注意事項
燃油特別付加運賃については、大人・小児ともに同額を負担する必要がありますが、座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外であるため、旅行計画にはこの点を考慮することが重要です。また、JALマイレージバンクの国際線特典航空券を利用する場合も同様に、同額をご負担いただくことになります。さらに、航空券購入後の返金時に関しては、燃油特別付加運賃には取消手数料は適用されません。
最新の情報を得るためには、公式ウェブサイト(http://www.jal.co.jp/inter/if.html)を定期的にチェックすることが推奨されます。JALとJTAは、国際線利用者にとって重要な運賃改定に関する情報を適時提供し、快適な空の旅をサポートできるよう努めております。