「PARM」がついに200億円の年間売上を達成!
アイスクリーム業界でひときわ存在感を放つ「PARM(パルム)」が、2024年度に年間売上200億円を突破したという嬉しいニュースが飛び込んできました。2005年の販売開始から20年の時を経て、記念すべきマイルストーンを迎える「PARM」。その成功の背景には、いくつかの要因があるようです。
アイス市場の変化と成長
近年、アイスクリーム市場は特に活況を呈しています。夏の暑さに加え、2015年以降は冬でもアイスを楽しむ文化が定着し、アイスは子供のおやつではなく、大人のデザートとしても人気を集めています。この結果、2024年度のアイスクリーム市場全体では706億円と前年比106.1%の記録を達成しました。「PARM」はその成長トレンドに乗り、前年比107.7%と健闘しています。
「PARM」好調の理由
「PARM」が成長を続ける理由はいくつかあります。
1. ブランドの進化
「PARM」の象徴ともいえる「PARMチョコレート」は、顧客の嗜好に応じて改良が続けられています。2024年春には、バニラのコクを増し、濃厚なチョコと一体感のある新しい味わいにリニューアル。これが顧客に好評を博し、前年比117%の売上増を達成しました。
2. 大人の為の楽しみ方提案
「PARM」は、ただのアイスバーではありません。2021年に、夏限定のジェラートや、よりスイーツ感を高めたダブルチョコ、糖質50%オフの「PARM STYLE∞」など、多様なニーズに応える商品を次々にリリースしています。
3. トレンドを捉えた新商品
2022年以降、季節やトレンドに合わせた多くの新フレーバーを展開。「安納芋」や「ショコラミント」、「モンブラン」などが登場し、特に「安納芋」は再発売の反響を受けるほど。これにより、新しい顧客層を開拓しています。
4. ブランドイメージの強化
「PARM」では、2021年から竹野内豊さんがCMの顔となり、大人向けのブランドイメージを強固にしています。彼の演じるキャラクターはターゲット層である「大人」に響くもので、好評を得ています。
20年変わらないこだわり
「PARM」には20年の歴史の中で守り続けてきたこだわりがあります。
なめらかさと口どけ
急速凍結されることで、細かい粒子の状態で仕上げられた「PARM」は、口当たりがなめらかで、チョコも口温と同じ温度で溶けるように設計されています。この絶妙なバランスが、他のアイスバーにはない独自の体験を提供します。
コクのある味わい
乳業会社のノウハウを生かした厳選された原材料が使われ、クリームと脱脂濃縮乳が微細に混ざることで、よりクリーミーでコクのある味わいを実現しています。
現在のラインナップと未来に向けて
2025年7月時点で、「PARM」はさらに進化を続けています。年間売上数量は約3億7千万本、1日あたり100万本の計算となり、すべての日本人が平均して年間に3本食べていることになります。
「PARM」は、これまでも、そしてこれからも、日常に贅沢を提供し続けるアイスクリームブランドとして、私たちの生活に寄り添い続けていくことでしょう。この先、PARMがどのような新しい挑戦を繰り出してくるのか、目が離せません。