子どもたちの思考力を育てる新しいマージャン入門書が登場

子どもたちの思考力を育むマージャン入門書

2025年8月1日、未就学児を対象にしたマージャン入門書『5さいからはじめるマージャン』が発売されました。この本は、渋谷ABEMASに所属するプロ雀士、日向藍子さんが手がけ、子どもたちのマージャン体験をより楽しく、分かりやすいものにすることを目的としています。

マージャンの人気が急上昇

近年、Mリーグの発足によってマージャンの知名度は大きく上がり、特に若い世代における人気が急増しています。高校にマージャン部が設立されるなど、教育機関でもその重要性が認識され始めています。『レジャー白書』のデータによると、10代のマージャン人口は5年間で70%増加したとのことです。

小学生向けの教室や大会も盛況で、5歳からマージャンを始める子どもも多いと聞きます。このような背景の中、日向さんの書籍は子どもたちにとってマージャンを楽しむ新たな入り口となるでしょう。

誰でも理解できるように工夫された内容

『5さいからはじめるマージャン』は、可愛らしいイラストとともに、やさしい言葉でマージャンのルールから点数計算までを網羅しています。漢字にはすべて読み仮名が付けられており、平仮名や片仮名が読めれば問題ありません。

本書はB5サイズという大きさで、子どもたちや大人が見やすいよう工夫されています。また、初心者が混乱しがちなマージャン牌の種類や、ゲームの基本要素を直感的に理解できるように設計されています。

マージャンがもたらす成長の機会

日向さんはこの本の中で、マージャンが何を子どもたちに教えるのかを説明しています。「数字を理解する力や論理的に考える力を養い、判断力を育む。勝ち負けを通じて自信を得ることができる」と述べています。

また、マージャンは人とのコミュニケーションを学ぶ絶好の機会でもあります。「相手を思いやる心を育み、あいさつの大切さを学ぶ」とのこと。彼女の言葉から、マージャンが単なるゲームではなく、教育的な意義を持つことが感じ取れます。

親子で楽しめる新たな体験

本書は日向さん自身の子育ての経験を踏まえて作られています。娘さんとの楽しい時間を基に、遊び心にあふれる内容となっています。「役を武器に、役満を宝箱で表現する」といったアイデアが、子どもたちを探求心をもって取り組ませる要素になっています。

このように、マージャンの世界を楽しみながら学ぶことができる本書は、親子で楽しむ新たな体験を提供してくれることでしょう。