森林との共生を目指す「INA VALLEY FOREST COLLEGE」の開校
長野県伊那市に新たに誕生する「INA VALLEY FOREST COLLEGE」は、森と人々が共存し、サステイナブルな社会を育んでいくための実践型教育プログラムを提供します。このカレッジは、森林の重要性を理解し、そこに携わるさまざまな職業を創出することを目指しています。道を踏み外してしまっている現代社会において、私たちがどのように森と関わりを持っていくかを深く考える機会を提供することが狙いです。
なぜ「INA VALLEY FOREST COLLEGE」が必要なのか?
森林は地球の重要な循環システムにおいて、欠かせない存在です。しかし、実際には多くの人々が森林の持つ価値や影響を理解していないのが現状です。そこで、このカレッジは様々な業種の専門家を講師として招き、伊那市における地域プレーヤーとのクロストークを行い、森林の持つ可能性を広げることを目的としています。やる気のある参加者が集まり、森に関連する100の仕事を生み出すプロジェクトをゆっくりと進めていく予定です。
特徴的なプログラムと講座内容
INA VALLEY FOREST COLLEGEでは、複数の講座が用意されており、地域のプロジェクトに関わる課外授業も豊富にあります。実際に森林をフィールドにしたプロジェクトチーム型のワークショップや、地域の課題解決に向けて企業と連携し、参加者自身の課題発見から解決までの道筋をサポートします。また、本講座は全7回にわたり行われ、参加者は多業種の専門家から知識とスキルを学ぶことが可能です。
講座の内容は以下の通りです:
- - オリエンテーション(11月21日)
- - ものづくりに関する講義(12月5日)
- - キャリアデザインについて(12月12日)
- - まちづくりと森の関係(1月23日)
- - 地域資源を活かした建築(1月30日)
- - 製材所の新たな可能性(2月13日)
- - 未来の林業についての考察(2月27日)
申し込み方法と開催期間
参加費は無料で、定員は40名です。申し込みは10月22日から始まり、11月17日まで受け付けています。参加を希望する方は、公式ウェブサイトから申し込みフォームを通じて登録してください。これにより、地域とのつながりを深めながら、新たな知見を得ることが可能です。
50年後を見据えたビジョン
伊那市は「50年の森ビジョン」を立てており、未来に向けての持続可能な社会づくりを目指しています。50年後、私たちはどのように森と共に生きているのか、それを考えるきっかけとなる「INA VALLEY FOREST COLLEGE」にぜひ参加してみてください。
この講座を通じて、伊那市の豊かな自然を存分に活用し、地域と共に成長していくための知識やネットワークを身につけていきましょう。あなたの参加が、未来の森を支える力となるのです。