2026年卒採用調査
2025-10-23 14:50:26

2026年卒採用動向と2027年卒の計画についての調査結果

2026年卒採用動向と2027年採用計画の調査結果



株式会社キャリタスは、2025年9月29日から10月8日まで、全国の主要企業16,680社を対象に、2026年3月卒業予定者および2027年3月卒業予定者の採用に関する調査を実施しました。本記事では、調査結果を基にそれぞれの年の採用市場動向を探ります。

2026年卒採用の状況



まず、2026年卒の採用に関する調査結果を見てみましょう。選考終了状況では、42.1%の企業が採用選考を「終了した」と回答しており、これは過去4年連続で半数を下回る数字です。企業の多くが未充足に陥っており、充足率は平均65.4%で前年同期と同水準となっています。しかし、未充足企業の多くが質を優先する姿勢を示していることがポイントです。

内定者に対する企業の満足度も注目に値します。「質・量ともに満足」と「質・量ともに不満」が拮抗している中で、内定辞退が「増えた」と答えた企業は全体の3割を占めており、内定者の確保が厳しい状況であることを示しています。約8割の企業が「厳しい」とコメントしており、厳しい採用環境が続いていることがうかがえます。

内定期間中のフォローについて、多くの企業は「懇親会」や「定期連絡」を通じて内定者にアプローチしていますが、そのスタンスは「それなりにフォローする」が最も多く、企業のフォロー体制にはバラツキが見られます。

2027年卒採用の計画



次に、2027年卒業予定者の採用に関するデータです。採用予定数について、「増える見込み」と回答した企業は15.8%で、「減る」との回答(9.2%)を上回りました。また、採用予算も増加傾向にあり、より多くの学生を受け入れる準備が進められています。

企業の半数が年内に面接を開始する計画を立てており、内定出しは12月頃に集中すると見込まれています。採用候補者との早期接触、特に学生へのフォローが最も重視され、関係強化も重要視されています。

インターンシップの実施状況



インターンシップ等のプログラムについても調査が行われました。夏季・秋季・冬季のプログラム実施状況はそれぞれ73.3%、68.1%、72.8%であり、オープン・カンパニーによる実施が主流です。しかし、夏季プログラムに関しては、前年よりも参加学生が少ないとの報告が47.2%に達しており、企業側の満足度は低下しています。

このように、2026年卒及び2027年卒の採用動向は厳しい言葉が多く飛び交う中、企業側は若手人材の確保に向けた取り組みを強化していることが浮き彫りとなりました。今後の動向を注視していきたいところです。


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会社情報

会社名
株式会社キャリタス
住所
東京都文京区後楽2-5-1
電話番号
03-4316-5500

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