関西電力労働組合とTRAPOLが開催した若手社員研修 in 京丹後の魅力を紹介

若手社員研修「ユニオンルーキーズセミナー in 京丹後 2025」の開催

関西電力労働組合とTRAPOL株式会社、さらに丹後リビングラボという地域共創の取り組みが一体となり、希望に満ちた若手社員の育成を目指す研修「ユニオンルーキーズセミナー in 京丹後 2025」が開催されました。この研修は、関西電力やその関連事業所に勤務する2年目の社員を対象としたもので、地域とのつながりを深め、個々の成長を促すことを目的としています。

研修の目的と内容

このプログラムは昨年度の開催を受けての第3回目で、20代の若手社員が京丹後市を訪れ、現地の人々との交流を通じて“自分らしい生き方”を考える機会を提供します。TRAPOLはこれまで無人島での研修や黒部ダムの視察など、ユニークな体験型プログラムを実施してきましたが、今年度は更に内容を充実させた形で、地域事業者との連携を強化しました。当日は、地元の自然や文化を体感する多彩なアクティビティが用意され、参加者たちは多角的な視点から地域との関わり方を学びました。

地域の人々との交流

研修中、参加者は地域に根ざした様々な活動を体験しました。特に印象的だったのは、ビーチクリーン活動です。参加者たちは浜辺に散らばったゴミを拾い集め、ここでの環境保護の重要性を実感しました。整った砂浜の中でも、数時間で軽トラック一台分のゴミが集まることに驚き、地域の美しさを保つための取り組みの重要性を、実感として感じることができました。

参加者の成長を促す様々な体験

他にも、京丹後名物のばら寿司を作る体験や、朝のヨガ、モルック（フィンランド発祥のゲーム）大会など、他者との協力の中で絆を深めるプログラムが用意されました。特にモルック大会では、初めての経験となる参加者が多かったものの、地元の協会からの指導を受け、チームワークを深めるきっかけとなりました。

さらに、野菜収穫体験では、20年間土作りに取り組んできた農家さんから直接指導を受ける機会もあり、自然との共存や持続可能な農業について学ぶことができました。参加者たちは手にした新鮮な野菜に笑顔で歓声を上げ、貴重な体験となったことでしょう。

参加者の声

研修を終えた参加者からは、「普段は関わることの少ない多くの人と交流でき、京丹後の文化や食を通じて仲を深められた」といった声や、「地域の人々との温かい交流に感動した」といった感想が寄せられました。他にも、研修を通じて新しい発見が多かったとする意見も多く、この研修が彼らの今後の仕事にどのような影響を与えるかが楽しみです。

最後に

関西電力労働組合とTRAPOLは、今後もこのような地域共創型の研修を通じて、社員の成長や地域の発展に寄与していくことを目指します。地域との緊密な関係は、単に業務においての成功に留まらず、豊かな人間関係を築くための土台ともなるのです。研修参加者は、ただ知識や技術を学ぶだけでなく、地域住民との心温まるふれあいを通して、今後の人生の貴重な経験として記憶に残ることでしょう。