新たな時代の到来：GMO Flatt SecurityのAIエージェント『Takumi』発表

GMO Flatt Security株式会社が、2025年3月24日に新しいセキュリティ診断AIエージェント『Takumi』をリリースすると発表しました。今、サイバーセキュリティの領域において、AIが変革を起こす時が来ました。この革新的なシステムは、ソフトウェア開発に特化した脆弱性診断を行うエージェントで、登録が始まったこの新サービスへの期待が高まっています。

『Takumi』の特徴と機能

脆弱性診断に特化したAI

『Takumi』は、開発現場で必要とされるセキュリティ業務に特化したAIエージェントです。従来のOSSと比較して、その機能は飛躍的に向上しています。ユーザーはSlackワークスペースで、『Takumi』に指示を出すだけで、完成したソフトウェアやコードのセキュリティレビューを迅速に依頼できます。このプロセスは、数分から数十分の思考錯誤を自律的に行いながら進行します。

柔軟な働き方への対応

『Takumi』は、その時々のニーズに合わせたセキュリティ評価を行えるため、開発ライフサイクルの中で重要な役割を果たします。また、特定のイベントが発生した際に自動的に作動する機能もあり、ソフトウェア開発におけるセキュリティ業務を円滑にサポートします。すでにGMO Flatt Securityでは、このAIを使ってOSSの脆弱性を引き続き調査し続けています。

開発の背景

GMO Flatt Securityの取り組みは、単なるAI活用にとどまらず、急速に変化するソフトウェア開発環境におけるセキュリティの強化が求められていることに根ざしています。現在、ハッカーもAIを利用して攻撃を行う時代に突入しており、サービス提供者もそれに対抗するために戦略を見直す必要があります。このような背景から、『Takumi』の開発が急務となったのです。

利用料金と登録方法

『Takumi』は月額70,000円（税抜）で利用可能ですが、利用上限があるため、必要に応じて追加料金で拡張できます。『Shisho Cloud byGMO』とは独立して利用できるため、単体でも効果的なサービスを提供します。

現時点では事前登録が始まっており、2025年4月7日以降に利用を開始できる予定です。具体的な利用状況や試用版については、公式ページからの情報取得が可能です。