JFS-C規格の認証
2021-12-15 15:57:47
最新JFS-C規格、GFSI認証で国際基準の食品安全管理を達成
JFS-C規格がGFSIベンチマーク要求事項に承認
2023年12月9日、一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)は、JFS-C規格Version 3.0が、最新の世界食品安全イニシアチブ(GFSI)によるベンチマーク要求事項に整合する食品安全マネジメント認証規格として承認されたことを発表しました。この承認により、日本国内だけでなく、アジア全域での食品安全管理のエコシステムが強化されることが期待されます。
JFS-C規格の背景と発展
JFS-C規格は、食品安全マネジメントに関するプログラムとして2016年に開始されました。設立の背後には、日本国内の食品業界の大手企業45社が参加した食品安全マネジメント推進準備委員会の取り組みがあります。これは、食品の安全性を確保し、消費者への信頼を深めるための重要なステップでした。
2018年には、初回のGFSIによる承認を受け、日本及びアジア初の食品安全マネジメント認証規格として位置付けられました。その後も、JFS-C規格は進化を続け、今回のバージョン3.0の承認によって、国際的な食品安全基準の一環として確固たる地位を築くことができました。
GFSI認証の意義
GFSIは、国際的な食品安全マネジメントシステムの改善を目指し、世界中の食品業界の専門家により運営されています。今回のJFS-C規格の承認は、食品事業者に対し、国際基準に則った管理プロセスを提供し、衛生的で安全な食品の製造を確実にすることを意味します。これにより、生産者はグローバルな市場において競争力を持つことが可能になるでしょう。
未来への取り組み
JFSMは、今後もアジア地域における認証プログラムのオーナーとして、食品事業者に対し、規模にかかわらず国際標準の食品安全管理を支援し、取り組みやすいプログラムを提供することを目指しています。これにより、食品業界全体の安全性向上と、消費者の安心感が得られることを期待しています。
JFS規格の詳細
JFS規格では、食品を扱う事業者に対する具体的な要求事項が設定されています。これらの要求事項に基づいて、第三者機関が監査を行い、食品が安全に加工され、消費者に供給されるまでのマネジメントシステムがしっかりと機能しているかが確認されます。
さらに、JFS規格は事業者が食品安全ガバナンスを向上させ、国際的な競争力を高めるための重要なツールです。また、食品安全に関する専門的な人材の育成や、認証制度の標準化を通じて、業界全体の管理コスト削減につなげることも目標としています。
まとめ
JFS-C規格のGFSI認証は、日本の食品安全マネジメントの未来を切り開く鍵です。安全で高品質な食品を消費者に届けるための仕組みを整え、国際的な基準に対するコンプライアンスを確実にすることで、ますますグローバルな市場での競争力を高めていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
一般財団法人食品安全マネジメント協会
- 住所
- 東京都中央区銀座8丁目17番5号THE HUB 銀座 OCT 605号室
- 電話番号
-
03-6268-9691