クレディセゾンが誇る新しいコーポレートフォントの全貌
株式会社クレディセゾンは、長年にわたり「セゾンカード」のブランドを支えてきたコーポレートフォント「SAISON Sans」と「SAISON Sans Advance」を開発しました。これにより、同社のブランドイメージを一貫性のあるものへと進化させ、グローバルなサービス展開を目指しています。
クレディセゾンのブランドアイデンティティ
1983年の創業以来、クレディセゾンは金融業界で知られてきましたが、今後は「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY」というビジョンを掲げ、金融を軸にした生活サービスを提供していく方針です。同社のアイデンティティを象徴するロゴタイプは、著名なデザイナー田中一光氏によるもので、長年の歴史を基にしています。
このロゴタイプを踏襲し、新たに開発されたフォントは、これまで以上に多様なシーンで利用でき、社内外での一貫したコミュニケーションを可能にします。
SAISON Sansとその特徴
「SAISON Sans」は、セゾンカードのロゴからインスパイアを受けた現代的な書体で、幾何学的なサンセリフ体として設計されました。フォントワークスの書体デザインディレクター、ヨアヒム・ミュラー・ランセイ氏は、このデザインを通じてクレディセゾンの「らしさ」を極めて重視しました。彼のチームは、既存のロゴの詳細な分析から始め、文字のプロポーションを慎重に見直し、デザインを施していきました。
これにより、特に視覚的な美しさと機能性を両立させた書体が完成しました。たとえば、文字の形状を微調整し、アウトラインを滑らかにすることで、様々なシーンでの使用にも耐えうる独自性を持たせました。
SAISON Sans Advanceの新たな挑戦
さらに、改良版の「SAISON Sans Advance」も開発されました。このフォントは、可読性を一層向上させるため、ストロークに変化をもたらしています。均一な太さを基本としながらも、カリグラフィ的な要素を加えて、読みやすさとエレガントさを強調しました。
この新たな書体は、欧文の長文を組版する際の視認性を高め、洗練された印象を与えます。ロゴタイプのオルタネートや伝統的デザインも踏襲し、田中一光氏のアイデンティティが見事に受け継がれています。
コミュニケーションツールとしてのフォント
新しいコーポレートフォント「SAISON Sans」と「SAISON Sans Advance」は、今後クレディセゾンが展開する公式資料やホームページ、IRサイトなど、あらゆるデジタル媒体で使用され、同社のブランドの一貫性を視覚的に強化する役割を担います。
日本タイポグラフィ年鑑2025の入選
impressiveな出来栄えの「SAISON Sans」と「SAISON Sans Advance」は、「日本タイポグラフィ年鑑2025」のタイプデザイン部門に入選しました。この年鑑は、国内外の優れたタイポグラフィを評価するものであり、2045点もの応募の中から選ばれたことは、フォントのクオリティの高さを証明しています。
まとめ
クレディセゾンのこれら新しいフォントは、そのデザインと意図を基に、ビジネスにおける重要なコミュニケーションツールとして機能します。文字の持つ力を最大限に引き出し、より豊かな対話が生まれることを期待しています。また、フォントを通じて、同社の取り組みやブランドの変化が明確かつ効果的に伝わることを願っています。ぜひ、SAISON Sansの特設サイトや公式サイトを訪れて、魅力を体験してみてください。