新たな指標「Xバズメーター」の登場
近年、コンテンツと商品とのコラボレーションが盛んに行われています。しかし、実際の販売数だけでなく、購入に至らなかった興味や関心を示すデータが不足しており、コンテンツの総合力を評価するには限界がありました。そこで登場したのが、「Xバズメーター」という新しい指標です。このサービスは、メディアやSNS上のデータを元に、興味を持つ層の動向を可視化し、客観的なエビデンスを提供します。
メディア&SNS力を数値化する仕組み
「Xバズメーター」は、主にテレビ番組、TVCM、Webニュース、SNSなどでの露出と反響を元に、その成果を「認知」と「感情」という二つの側面からスコアリングします。この独自のアルゴリズムを用いることで、コンテンツの影響力を数値化し、時系列推移や変動要因、さらには反響をもたらした層のデモグラフィック情報も示します。
これにより、定量的なデータと他のコンテンツとの比較分析が可能となり、商品との相性を判断する材料として重要な役割を果たします。このシステムにより、効率的にプロモーション戦略を立てることができるのです。
出版業界向けの第一弾「マンガバズメーター」
「Xバズメーター」の第一弾として、出版業界向けに開発されたのが「マンガバズメーター」です。この指標は株式会社小学館広告局と連携し、以下のような目的で利用されています。
- - 発行部数だけでなく、話題性を客観的に示す
- - 将来の成長を予測する
- - 読者以外の潜在的なカスタマーを可視化する
- - 競合コンテンツとの客観的な比較を行う
- - プロモーション活動における活用法の提案
これにより、出版業界においてもよりデータに基づいた意思決定が可能になります。
次の展開:音楽業界へのアプローチ
今後、更なる展開として、音楽業界向けに「アーティストバズメーター」の開発が進められています。この指標により、マンガの特定タイトルとアーティストの影響力を比較できるようになり、業種をまたいだ相対的な評価が可能となります。これにより、TVCMにおけるキャスティング選定など、具体的な戦略を立てるための材料が増えることでしょう。
株式会社VLeライナックについて
「Xバズメーター」を手掛ける株式会社VLeライナックは、顧客の声に耳を傾けることをモットーにしています。同社は多様なサービスを展開し、マスメディアやソーシャルメディアの調査・分析、顧客管理システムの開発などを行っています。東京都豊島区に本社を構えており、2006年の設立以来、数多くのクライアントに貢献してきました。
- 社名:株式会社VLeライナック
- 所在地:東京都豊島区池袋2-9-4 池袋MSビル5F
- 代表取締役:髙橋貢
- ホームページ:
vle-linac.co.jp
この新しい評価指標が、今後どのように業界に影響を与えていくのか、大いに期待されるところです。