ミラノデザインウィーク2025での特別展示
株式会社ジャクエツが、プロダクトデザイナーの深澤直人と共に、2025年4月7日から13日にかけてイタリアのミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2025」に出展しました。今回の展示では、子供たちの創造力を引き出す新しい遊具「YUUGU」を中心に据えたインスタレーション「Playful Sculptures」が、海外で初めてお披露目されます。
ジャクエツの理念と歴史
創業100年を超えるジャクエツは、これまで幼児教育環境の向上に貢献してきました。企業理念は、子供が健やかに育つための環境づくりにあります。この理念に基づき、ジャクエツは子供たちが自由に動き回り、その想像力を刺激する遊具の開発を進めてきました。
デザイナー深澤直人とのコラボレーションでは、極めてシンプルな構造の中にある遊びの要素を最大限に引き出すことに成功し、彫刻的な美しさを持つ遊具シリーズ「YUUGU」が誕生しました。この遊具は、安全面に関するTÜV認証も取得し、国際的な基準を満たしています。
「Playful Sculptures」の展示
展示の舞台となるミラノのトリエンナーレ・ミラノの玄関前広場は、緑豊かな芝生と開放的な空間が特徴の公共エリアです。ここでの「Playful Sculptures」は、子供たちが自由に遊びながら新しい発見を促すオブジェクトとして設置されています。展示期間中には、ミラノの子供たちの遊び場としても機能し、多くの家族連れが訪れる予定です。
庭園の広場では、訪れる人々が自然とこの抽象的なオブジェクトに近寄り、遊びたくなる瞬間が日々生まれています。展示初日から多くの来場者が集まり、盛況なスタートを切った「Playful Sculptures」は、ミラノの人々に新たな楽しみを提供しています。
深澤直人のデザイン哲学
深澤直人は、生活者の視点を大切にしたデザインを心がけています。彼のデザインは、使う人の思いを可視化し、静かな力を持つと評価されています。彼は70社以上のブランドでデザインとコンサルティングを担当し、多くの受賞歴も有しています。デザインと科学の関係を探求するための財団を設立するなど、常に新しい挑戦を続けています。
ジャクエツの未来へのビジョン
ジャクエツは、今後も様々な分野の専門家と協力しながら、遊びに関するリサーチやデザインを進めていく予定です。また、医療とデザインの視点から障がいの有無に関わらずすべての子供が楽しく遊べる環境を作る「RESILIENCE PLAYGROUNDプロジェクト」なども推進しており、持続可能な未来を目指しています。
開催概要
- - 展示タイトル: Playful Sculptures(プレイフル スカルプチャーズ)
- - 会期: 2025年4月8日(火)〜13日(日)|PRESS DAY:4月7日(月)
- - 会場: トリエンナーレ ミラノ エントランス前芝生広場
- - 住所: Viale Emilio Alemagna, 6, Milano, Italy
- - 時間: 10:30〜21:00(最終入場 20:00)
ジャクエツが描く未来の遊び場は、子供たちにとっての新しい発見の場になることを期待されています。