シャンパーニュ・フィリポナの新ヴィンテージ「クロ・デ・ゴワス」2015年版の魅力
フランス、シャンパーニュ地方の名門ワイナリー、シャンパーニュ・フィリポナが、待望の新ヴィンテージ「クロ・デ・ゴワス」2015年版を発表しました。このプレステージ・キュヴェは、同社の伝統と革新を体現した逸品として、多くの愛好者に期待されています。早速、その特長や魅力について詳しく見ていきましょう。
クロ・デ・ゴワスとは
「クロ・デ・ゴワス」は、シャンパーニュ・フィリポナの象徴とも言える特別なワインであり、シャンパーニュ地方内のモノポール(単独所有の畑)で栽培されたブドウのみから作られています。この独自の畑は、南向きに広がり、最大斜度45度の急勾配に位置しており、その景観は一目でそれと分かります。地元の方言「Goisses」は「非常に急な斜面」という意味を持ち、この畑が持つ特異な日照条件とチョーク質土壌が、比類なき熟度とミネラル感を引き出しています。
2015年のヴィンテージの特徴
2015年の気候は、シャンパーニュにおいて特別な年となりました。春は涼しく、平年通り9月第3週に収穫が開始されましたが、夏には例外的な晴天が続きました。
- - 畑の水分ストレスが強くなる中で、9月上旬に降った恵みの雨が成熟を促進。
- - マルイユ・シュル・アイ、アイ、アヴネイの各畑ではほぼ完璧なコンディションで収穫されました。
- - 果実は凝縮され、ほどよい成熟度を保ちながらも過熟には至りませんでした。
- - 「クロ・デ・ゴワス」の潜在アルコール度数は11〜12%という高い品質を誇ります。
醸造プロセス
このヴィンテージでは、
- - ブレンド比率はピノ・ノワールが78%、シャルドネが22%となっています。
- - コールド発酵を行う一部のブドウは木樽で熟成され、複雑な風味が加成されます。
- - マロラクティック発酵は行わず、テロワールの自然な酸を保っています。
- - ドザージュは4.25g/Lのエクストラ・ブリュットで、12℃の温度管理されたセラーで、澱と共に約8年の瓶内熟成を施されています。
テイスティングノート
色
美しく輝くゴールドがこのワインの魅力を引き立てます。
香り
エルダーフラワーや野バラなどの華やかなフローラル香が広がり、空気に触れるにつれて柑橘系の香りやスパイシーなバニラのアロマが現れ、長い余韻を楽しめます。
味わい
エレガントでバランスの取れた味わい。よく熟したレモンやバレンシアオレンジの奥深い風味が感じられ、最後には心地よいホワイトピーチのニュアンスが現れます。
おすすめのペアリング
「クロ・デ・ゴワス」は、非常に高品質なシャンパーニュであると同時に、料理との素晴らしいペアリングを楽しむこともできます。特に魚介類やソフトチーズとの相性は抜群で、その独特な香りと味覚が料理を一層引き立てます。デキャンタ―ジュすることで、さらにその魅力が増すでしょう。
商品情報
- - 商品名: シャンパーニュ・フィリポナ「クロ・デ・ゴワス 2015」
- - 容量: 750ml
- - 希望小売価格: 70,000円(税抜)
- - 発売予定日: 2025年12月
- - 販売先: 酒販店や高級食材店、レストランなどで購入可能です。
まとめ
シャンパーニュ・フィリポナは1522年から続く歴史を持ち、その品質はルイ14世の晩餐にも供されたほどです。500年以上の伝統に支えられた「クロ・デ・ゴワス」2015年版は、多くのワイン愛好者にとって特別な瞬間を提供してくれることでしょう。この機会にぜひその魅力に触れてみてはいかがでしょうか。