福岡県大牟田市を拠点に活動する株式会社HACO LiBが運営する地域ブランド「ハコノコバコ」から販売されているUpCycleTea『HACOCHA 001 Asparagus』が、令和6年度のふくおか6次化商品セレクションにおいて「福岡県議会議長賞」を受賞した。このニュースは2025年の2月5日に発表され、その後2月15日に六本松の蔦屋書店で行われた表彰式の席には、関係者が集まった。ここで、受賞した『HACOCHA 001 Asparagus』の特別販売も行われたが、30分も経たないうちに完売するなど、大きな盛況を記録した。
この『HACOCHA 001 Asparagus』の特徴は、福岡県柳川市産のアスパラガスのみを使用している点で、その風味やお茶としての高い完成度が評価された。また、地域の農家と福祉事業所が連携し、商品開発や製造に貢献する姿勢は、今回の受賞の決め手ともなった。このような取り組みは、他の製品との大きな違いを生み出し、福祉事業所が販売と販路拡大を担うという新しいモデルを構築している。
受賞商品の概要としては、アスパラガス100%使用のこのお茶は、税込550円で販売されている。製造に関わる農家の収入増にも寄与する目的で製作され、地域資源を最大限に活用した商品であることが特徴だ。
HACO LiBがこれまで行ってきた活動には、地域の農家との提携や、フードロスの削減、障がいや難病のある方々の雇用の維持・拡大も視野に入れたものが多い。特に、『HACOCHA』シリーズは、一般に流通しない規格外の農作物を利用したUpCycleTeaであり、地域農業のサステナビリティの向上にも貢献している。
福岡県柳川市は、アスパラガスの出荷量が第2位となる地域であり、地域資源が豊富に存在する。これを最大限に活用することで、多くの人々に喜ばれる商品を提供すると同時に、地域経済の活性化にもつながる。特に注目すべきは、障がいや難病がある方々が就労の機会を得られる環境を提供することに力を入れている点である。代表の幸森彩香は、この想いからHACOブランドを立ち上げ、地域貢献を目指して活動している。
これからも『HACOCHA 001 Asparagus』やその関連商品が全国及び世界へと販路を広げ、地域経済を活性化しながら、関与するすべての人々に幸せをもたらすことが期待されている。地域に根ざした売上の向上はもちろんのこと、環境に配慮した取り組みとしても、多くのメディアで取り上げられることが予想されている。また、地域貢献を意識し始めた多くの企業や団体にとって、この成功例が良いロールモデルとなることは間違いない。特に、フードロス削減と障がい者の雇用創出は、今後ますます重要視される要素であり、そこでHACOが持つ影響力は今後も注目を浴び続けるだろう。この新たな動きが、他の地域でも広がっていくことを願いつつ、今後の展開に期待が寄せられている。