南三陸町産 天然あわびフェアについて
2025年11月21日(金)から、一般社団法人南三陸町観光協会主催の「南三陸町産 天然あわびフェア」が開催されます。本イベントは、旬の天然あわびを味わう100日間にわたる特別なもので、初開催となった昨年は大きな好評を得ました。昨年度の人気を受けて、今年で2回目の開催が実現しました。
解禁日から始まる旬の味わい
あわび漁の解禁日は地域によって異なります。志津川地区では11月15日から、歌津・戸倉地区では11月20日から漁が始まり、フェアはその解禁日に合わせてスタートします。地元の漁師たちが伝統的な方法で、夜明け前から海に出て、産地ならではの新鮮な天然あわびを採ります。そのため、この時期に集められるあわびは、まさに旬の最高の味わいを誇ります。
南三陸町の誇り、上質なあわび
南三陸町は、古くから質の高いあわびの産地として知られています。1928年に開催された「大嘗祭」では、旧歌津町の干しあわびが昭和天皇に献上されたという歴史があります。その地域の水と食物の環境から育まれる天然あわびは、この地の宝とも言えるべき存在です。
志津川湾には多様な海藻が広がっており、「海の森」とも呼ばれています。この豊かな環境が、南三陸町の天然あわびの味を支えています。しかし、近年ではウニの食害などで藻場が痩せつつあるため、若手漁師たちは藻場を守るためにウニを間引いたり、稚貝を放流するなど、持続可能な海の恵みを後世に繋げるための取り組みを行っています。
刺身ではコリっとした食感と共に広がる甘み、火を通すと旨味が際立つあわびは、「海の森」が育てた贅沢な一皿です。南三陸町までわざわざ足を運ぶ理由が、ここにあるのです。
フェアの詳細
名称:南三陸町産 天然あわびフェア ~解禁日からの旬を味わう100日間~
日程:2025年11月21日(金)~2026年2月28日(土)
参加事業者:南三陸町内22事業者
参画飲食店
- - 創菜旬魚はしもと
- - 食事処松原
- - かいせんどころ梁
- - 弁慶鮨
- - 季節料理志のや
- - 食楽しお彩
参画小売店
- - 山内鮮魚店
- - 海鮮マルセン
- - ロイヤルフィッシュ
- - マルヤ五洋水産
- - 歌津小太郎
参画宿泊施設
- - 南三陸まなびの里 いりやど
- - 民宿 清観荘
- - 神割崎キャンプ場
- - 民宿 なか
- - ニュー泊﨑荘
- - その他多数
いくつかの店舗では、週末限定や数量限定のメニューが提供されることがあります。また、天候によっては入荷がない場合がありますので、予めご了承ください。
フェア限定メニューと宿泊プランの紹介
飲食店では、天然あわびを活かした多様なメニューが登場します。以下はその一部です。
メニューの一例
- - 活あわびのしゃぶしゃぶ 価格:3,850円(税込) 提供店:創菜旬魚 はしもと
- 「天然活あわびを、まるごと1個贅沢に」
- - あわびの味噌煮丼 価格:3,000円(税込) 提供店:季節料理 志のや
- 「あわびを昔ながらの味噌煮にしてやわらかく」
プレゼント企画の実施
フェア期間中、対象メニューや宿泊プランをご利用の方を対象にアンケートを実施します。回答をいただいた方の中から抽選で、南三陸産の天然あわびをプレゼントします。
さらに広がる関連イベント
フェア期間中も8つの関連イベントが予定されています。
- - 2025年12月21日:歌津あわびまつり
- - 2025年12月29日:ラムサール志津川湾おすばで祭り
- - 2026年1月18日:活あわび即売会
- - 2026年2月15日:活あわび即売会
詳細は観光協会のイベントサイトで随時お知らせしますので、ぜひチェックしてみてください。
南三陸町観光協会について
一般社団法人南三陸町観光協会は、2009年に設立された地域の観光振興を目的とする団体です。観光の魅力を活かして、地域の発展に寄与するために様々な事業に取り組んでいます。観光客を優しく迎え入れる南三陸町の魅力、ぜひご体験ください。