栃木県佐野市でのSDGsを学ぶ里山プロジェクト
栃木県佐野市の理事長、上岡裕氏が率いるNPO法人エコロジーオンラインは、丸岳・里山再生協力会と連携して新たな取り組みを開始しました。目的は、自分自身で「解」を探るSDGsの体験の場を提供することです。本プロジェクトでは、クラウドファンディングを通じて、多くの支援を求めています。
佐野市の多田町は、周囲にメガソーラーやカントリークラブ、砕石場が立ち並び、経済成長を支えていますが、一方で自然環境が荒廃し、昔の里山風景が失われつつあります。戦後の復興を背景に植えられたスギやヒノキの森は、現在では手入れが行き届かず、獣害や水源の枯渇といった問題に直面しています。
「地域を元気にしたい!」という熱い思いから、5年前に有志たちが立ち上がりました。彼らは森の所有者たちを結集し、森林の下刈りや倒木処理、作業道の整備に取り組んできました。その結果、懐かしい里地里山の風景が再び姿を現し、過去の記憶を呼び起こしてくれました。
環境問題が深刻になる中、持続可能な開発が求められる現代。テクノロジーだけでは解決できないこの課題に対し、人間らしい感情や知恵を重んじることが重要です。古来の先人たちが培った知恵を生かし、地域を育む新しい道を探りながら、営みを続けていく必要があります。
今年の初めには、環境改善をテーマにしたイベントやワークショップを開催し、坂田昌子氏を招いて8日間の講義を行いました。彼女は山々の地形や自然特性を解説し、生態系を豊かにするための伝統的な手法を教えてくれました。これにより、参加者は自然と向き合う大切さを学び、実践する機会を持つことができます。
また、エコロジーオンラインは、「森のSDGsネットワーク」と連携し、日本の森を再生する事業を行っています。特に多田町においては、林業の現代化と里山保全の取り組みを進めており、自伐型の林業や生物多様性の確保に力を入れています。
今回のクラウドファンディングでは、地域の里山を再生するために国産材の活用を進める新たなプロジェクトが立ち上がります。これにより、多田町の住民や多様な団体が協力し、持続可能なコミュニティを築くことを目指しています。
支援プラン紹介
- - 3,000円支援コース:SDGsを学ぶ里山の活動に寄付。
- - 5,000円支援コース:同様に活動支援。
- - 10,000円御神木コースターコース:丸嶽山神社の御神木を使った特製コースターを贈ります。
- - 10,000円坂田昌子さん講習会体験コース:坂田昌子氏による現地の講習会を1日無料体験。
- - 10,000円本、CDコース:上岡裕著の「人生はSDGsだ!」と音楽CDを贈呈。
- - 里山体験コース:田中浩唯代表とエコロジーオンラインによる里山案内を体験。
このクラウドファンディングを通じて、一緒に地域の未来を築いていきたいと考えています。皆様の温かいご支援をお待ちしています。