障害者支援施設「くまのベイカーズ」の新たな挑戦
埼玉県川越市に位置する「くまのベイカーズ」は、就労継続支援B型および生活介護の多機能型施設。ここでは31名の知的障害を抱える利用者が日々活動しています。
課題と取り組み
現在、利用者の月間工賃は約2万円と、生活の自立を果たすには不十分です。この現状を変えるため、施設では毎月のパステルアート教室での作品製作に力を入れ、2024年4月よりその作品を雑貨として製品化することを計画しています。しかし、従来の家庭用プリンターやアイロンを使った製作では、耐久性や仕上がりのクオリティが限られていました。
このような問題に直面していた「くまのベイカーズ」は、専門性を持つ「昇華プリンター」の購入を目指して、クラウドファンディングを実施することにしました。現在、プロジェクトは「READYFOR」に掲載され、支援募集中です。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクト名は「皆の工賃アップのためにパステルアート作品を雑貨にして販売したい!」となっており、募集期間は2024年12月16日から2025年1月31日まで。プロジェクトのURLは
こちらです。
目指す製品の品質向上
「昇華プリンター」は、その特徴として、オリジナリティ溢れるパステルアートを高精細に表現できることが挙げられます。このプリンターを導入することで、家庭用レベルの製品からプロ仕様の高品質な商品への転換が期待されます。
また、利用者が自ら製品を作成するプロセスを通じて、仕事での経験や技術を身につけ、自己成長の機会を提供します。これにより、利用者は仕事としての観点からの意義を感じ、モチベーションの向上にも繋がるでしょう。さらに、これまで手がけていた雑貨だけではなく、マグカップなどの新しい製品の開発も可能となり、商品のバリエーションが広がります。
リターン内容
クラウドファンディングの支援者には、リターンとして魅力的な特典があります。
- - 3,000円:昇華プリンターで作成した限定絵柄のバッグ
- - 10,000円:昇華プリンターで作成した限定絵柄のマグカップ
施設と法人の紹介
「くまのベイカーズ」の代表は鈴木啓太郎氏で、施設は埼玉県川越市の諏訪町にあります。運営団体は、障害返費支援に取り組む特定非営利活動法人上福岡障害者支援センター21で、1987年に設立された歴史ある法人です。
お問い合わせ
本プロジェクトや施設に関する詳細は、以下の連絡先へお問い合わせください。
このように「くまのベイカーズ」は、新たに「昇華プリンター」を導入することで、利用者の工賃向上を目指しています。あなたの支援が、彼らの未来を明るくする一歩となるかもしれません。