株式会社Enjin、2026年の新卒採用に向けた初任給引き上げ
株式会社Enjin(本社:東京都中央区)は、2026年卒の新卒・総合職に対する初任給を月給30万円に引き上げることを決定しました。この決定は、物価の上昇や人材獲得競争の激化を背景にしています。
Enjinの代表取締役社長、本田幸大氏は、これが2023年卒以降の2回目の初任給見直しであることを発表しました。これにより、同社は安心して業務に集中できる環境を整え、優れた人材の採用と定着を促進する狙いがあります。また、中途採用における一部職種の年収レンジも見直され、全体的な人事制度の見直しも進められています。
企業理念の実現に向けた取り組み
Enjinの事業理念は、「あらゆる価値を可視化する」というものであり、クライアントの大切な価値を伝えるPRコンサルティングサービスを展開しています。今回の初任給引き上げは、この理念を実現するための人材投資の一環として進められています。
同社は報酬制度を通じて、社員の努力や貢献を「見える形」にすることで、モチベーションを高め、誇りを持って働ける環境を整えています。「真面目に頑張る人が正当に報われる」職場を目指すことで、社員が自己の価値を実感できるように努めています。
PRコンサルティングの現場で求められる人材
また、PRコンサルティングの現場では、ただ情報を整理するだけでなく、その背後にあるストーリーや挑戦を共感をもって伝える力が求められます。このため、Enjinでは目に見えない価値を捉える能力を持つ人材の育成が重要とされています。メンバーがお互いの価値を尊重し、共に成長することが、クライアントの本質的な価値を明らかにする助けとなるのです。
採用活動の多様なアプローチ
現在、Enjinでは2026年卒業予定の新卒および2027年卒業予定の新卒を対象に本選考を行っています。この選考では、カジュアル面接や社員との交流会、オンラインの会社説明会など多様な参加方法を提供しています。これにより、応募者が企業文化を理解しやすくし、入社を決断するきっかけを作っています。
実際に、PR業界に最初は興味を持っていなかったが、Enjinの理念に共感し、選考を経て入社した社員もいます。これは、企業理念に共感する者が同社でのキャリアを築く良い例と言えるでしょう。
未来に向けた取り組み
今後もEnjinは、優秀な人材を育て、彼らの成長を通じて、より多くの価値を社会に提供することを目指しています。「あらゆる価値を可視化する」というミッションのもと、その他の企業にもインスピレーションを与える存在であり続けることで、社会全体の幸福度向上に貢献していく所存です。
このように、初任給引き上げはEnjinの理念に基づく戦略的な決断であり、今後の成長に繋がる重要なステップであると言えるでしょう。新しい職場文化の確立に向けた同社の挑戦は、魅力的なキャリアを求める人々にとって大きなチャンスとなるでしょう。