フォーバル、山口県立大学との連携協定を締結
株式会社フォーバルは2025年12月12日、公立大学法人山口県立大学と地域デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的とした連携協定を結びました。この協定は、フォーバルが掲げる『新しいあたりまえで、新しい世界を創る』という理念に基づいています。フォーバルは、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営を可視化し、企業ドクター(次世代経営コンサルタント)として、地域企業の発展を支援する集団です。
協定締結の背景と目的
本協定の締結は、地域におけるDXの重要性が増す中で行われました。双方は教育・研究・地域貢献の各分野で協力し、DX人材の育成や地域の課題解決に向けた取り組みを進めることが目的です。具体的には、大学でのDX関連科目への非常勤講師やゲストスピーカーの派遣、インターンシップやゼミ支援の実施、共同研究開発などが含まれます。
また、自治体や地域企業と連携し、産官学が一体となった課題解決プロジェクトの展開を計画しています。さらに、教職員に向けた研修やIT資格講座の開設、附属周防大島高等学校での探究学習支援など、教育から実践へとつなげる取り組みが多岐にわたります。
地域貢献の重要性
公立大学法人山口県立大学の岡正朗理事長は、『地域の要望に応える「地域貢献型大学」として健康や文化の専門的教育を行い、地域へ優れた人材や研究成果を還元する』とのコメントを寄せています。また、彼は『フォーバルとの連携が本学の取り組みの原動力となる』と信じています。
この考えは、双方が地域貢献を共通の理念として持っていることから来ており、今後の協力関係の発展が期待されます。フォーバルの中島将典社長は、学生たちが実践的なDXを体験し、地域の課題解決に取り組む機会を提供することを強調しました。
複合的な取り組みの展望
協定に基づき、フォーバルと山口県立大学は以下の6つの項目について連携します。
1. DX人材の育成に関すること
2. 研究活動のDX推進に関すること
3. 地域のDX推進に関すること
4. 大学のDX推進に関すること
5. 旧周防大島高等学校のDX人材育成等
6. その他、協議して必要と認める事項
この取り組みによって、持続可能な地域社会の実現と地域経済の活性化が期待されており、双方の発展はもちろん、地域社会全体が益々発展することが見込まれています。
フォーバルの企業概要
フォーバルは1980年に設立されたESG経営支援の専門企業であり、主に中小企業を対象にしたコンサルティングサービスを提供しています。近年では、政府が提唱する『グリーン』『デジタル』『活力ある地方創り』『少子化対策』を基に、全国でDX人材の育成に取り組んでいます。
この連携協定を通じて、フォーバルと山口県立大学が目指す地域貢献活動が益々充実していくことが期待されます。地域の人材が育ち、地域社会全体が活性化することで、持続可能な未来が築かれるでしょう。