自費リハビリマッチングサイト「ナーシングケアKAI」の誕生
2025年4月、有限会社日本ヒューマンウェアー研究会が立ち上げた「ナーシングケアKAI」は、パーキンソン病や要介護高齢者を対象とした自費リハビリマッチングサイトです。このサイトは、リハビリ専門職である理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と、当事者やその家族を直接つなぐ日本初のプラットフォームで、特に人々が必要とするリハビリの質を向上させることを目指しています。
希望をつなぐプロジェクト
このサイトの開発は、代表の宮本健太郎さんが自身の母親の在宅介護を通じて得た経験から始まりました。母親はパーキンソン病を抱えていましたが、リハビリの必要性を切に感じた彼は、自身の母親が望んだ「自宅での生活」を支えるために、このプロジェクトを発起しました。医療保険や介護保険において日数制限があるため、十分なリハビリを受けられない人々に、希望の光を提供したいという強い思いが「ナーシングケアKAI」の上にあります。
プラットフォームの特徴
「ナーシングケアKAI」は、リハビリを受けたい患者とリハビリ専門職をつなぐサービスです。患者は自宅や入居施設で訪問リハビリを受けることができ、リハビリ専門職はそれぞれのニーズに合わせたケアを提供します。
このマッチングサイトでは、パーキンソン病患者や要介護高齢者向けに特化したリハビリを提供し、患者が自分に最適なリハビリ専門職を選ぶことが可能です。詳細は、対象者それぞれに設けられたお問い合わせページから確認できます。
リハビリの重要性
社会においてリハビリの機会が不足すると、転倒や寝たきり、精神的な問題に繋がるリスクが高まります。しかし、リハビリを受けることで、生活の質(QOL)を保ちながら最期まで自分らしい生活を送ることが可能になります。宮本さんは「必要なリハビリを、ふさわしい人から受けられる社会をつくりたい」という思いを抱き、このサイトを立ち上げました。
このプロジェクトは、単なるサービスに留まらず、「最期まで自分らしく生きたい」という希望を支える新しい社会インフラであると位置付けています。病気や障害と共に生きる人々に、多くの希望を届ける手助けができることを期待しています。
代表者のメッセージ
宮本さんは、「社会制度を“人の力”で動かす」ことが自身の使命であり、療法士や看護師の思いを結集することで、より良い社会を作れると信じています。「ナーシングケアKAI」を通じて、希望を失いがちなパーキンソン病患者やその家族に温かい支援を届けられることを願ってやみません。彼は最後に、関わった全ての療法士や看護師に感謝の意を表し、「逢えてよかった」とその出会いを大切にしています。
会社情報
有限会社日本ヒューマンウェアー研究会は、東京都三鷹市と千葉市に拠点を置き、自費リハビリマッチングサイトの開発・運営及び教育事業を行っています。また、発達障害を抱える子供達の教育支援にも取り組んでおり、社会課題を解決するための優れた方法を探求し続けています。
ナーシングケアKAI 公式サイト
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