進化する建設業界
人手不足が深刻化する建設業界において、新たな時代の幕開けを告げる動きがあります。株式会社ライズが2024年7月1日、ICT事業部を立ち上げ、業界の課題解決に挑むことを発表しました。モダンな技術を駆使し、人材不足を解消しつつ、生産性向上という二つの目的を掲げたこの取り組みが注目されています。
ICT施工とは何か?
ICT施工は、情報通信技術を建設現場にて導入し、建筑生産システム全体の効率性を向上させる手法です。従来の建設作業には多くの人手や時間が必要で、特に人手不足や高齢化という課題は業界の頭痛の種でした。しかし、ICT施工では、3次元設計データや3次元測量、ICT建機といった先進的な技術を利用することで、これらの問題を新たな形で解決する期待が寄せられています。
生産性向上に向けた具体的アプローチ
測量: 地上レーザスキャナを用いた3次元測量によって、起工測量や出来形測量の時間を大幅に短縮することができます。また、設計変更があった際の土量計算も迅速かつ正確に行えるため、効率的な進行が可能です。
施工: 3次元設計データを活用し、自動的に動くICT建機を用いることで、施工範囲を可視化し、作業時間を飛躍的に短縮します。さらに、丁張の設置が不要となるため、施工管理の効率化も進みます。
出来形管理: 地上レーザスキャナから得た3D点群データを使用することで、従来の計測よりも遥かに効率的に出来形を管理できるようになります。計測作業のために危険な場所に立ち入る必要が無くなるため、安全面でも大きな改善が期待されています。
ライズの強み
株式会社ライズは、過去の経験とICT施工に関する深い知識を生かし、クライアントのニーズに合わせた最適なソリューションを提供します。ICT施工の導入から運用までの全プロセスを支援する「ICT施工導入支援」に特化し、業界内での違いを際立たせています。
今後の展望
ライズは、ICT事業部を通して建設業界の人手不足と生産性向上への貢献を目指しています。また、業界団体との連携やICT施工に関する情報発信も計画しており、持続可能な未来へ向けた取り組みが期待されます。
基本情報
株式会社ライズは1994年に設立され、千葉県松戸市に本社を置く人材派遣会社です。関東一都三県を中心に展開する人材派遣、アウトソーシング事業において地方密着型のサービスを強みとしており、顧客企業の課題解決、高度な人材の育成に寄与しています。
株式会社ライズの基本情報
- - 代表取締役社長: 岩井 勇二郎
- - 設立: 平成6年3月
- - 本社所在地: 千葉県松戸市松戸1307-1 松戸ビル16F
- - 資本金: 1,600万円
- - 事業内容: 建設及びITエンジニア派遣・アウトソーシング
- - URL: 株式会社ライズ公式サイト
コンタクト
ICT事業部への問い合わせは、電話047-703-4510にて受け付けています。人手不足を乗り越え、建設業界を新たな次元へと導くこの取り組みに、ますますの期待が寄せられています。