埼玉県での遊休資産活用支援プロジェクトがスタート
埼玉県の地域デザインラボさいたま(以下、ラボたま)は、遊休資産の有効利用を目的とした新たなプロジェクトを始めました。今回の取り組みは、地域に点在する寺社仏閣やまちづくり拠点をレンタルスペースとして活用し、地域経済の活性化につなげるものです。合力して行うのは、株式会社 Rebaseが運営する「instabase」というマッチングプラットフォームです。これにより、地域資源の有効活用が促進されることが期待されています。
地域資源活用の背景
このプロジェクトは、ラボたまが先に実施した空き家のレンタルスペース化プロジェクトから得られた知見を活かしています。国土交通省の支援を受けているこの取り組みでは、坂戸市の空き家情報をもとに、地域住民のニーズ調査を行い、近隣の空き物件をレンタルスペースとして活用するモデルを模索しました。実際に、数軒の空き家がレンタルスペースとして運営され始め、地域コミュニティの活性化に寄与しています。
レンタルスペース市場の拡大と「instabase」
最近、レンタルスペースの需要は増加の一途を辿っています。2024年度の調査によると、日本のシェアリングエコノミー市場は2022年度の26兆円から2024年度には31兆円に拡大する見込みです。「instabase」はこの市場の中核を担い、スペースを提供したい人と利用したい人をつなぐ役割を果たしています。サイトには47,000件以上のスペースが登録されており、年間の訪問者数は3200万人を超えます。
ラボたまの役割と初動の施設
ラボたまは、埼玉県内の遊休資産を発見し、情報を整理して「instabase」への掲載を支援します。具体的には、寺社仏閣やまちづくり拠点に限らず、他の遊休資産やイベントスペースの発掘・提案を行います。
初動の取り組みとして、飯能市の諏訪八幡神社と志木市のSHIKISM創業支援センターの2施設、6つのスペースの掲載支援を開始しました。これにより、地域の文化活動や小規模イベントが開催できる空間が提供されます。特に、諏訪八幡神社では、地域の行事やヨガ、動画撮影などに活用できる環境が整備されました。
今後の展望
このプロジェクトは、今後さらに拡大していく予定です。寺社仏閣やまちづくり拠点以外にも、多くのアセットに焦点を当て、普段使われていない空間を掘り起こし、新たな活用モデルを提供していく計画です。地域の方々が様々な活動に挑戦できる場が増えることで、地域全体の活性化が期待されています。
担当者のコメント
担当者の八木奈央さんは、「使えるスペースへのニーズは確実に増大している」と指摘し、「そのような空間が地域に開かれることで、地域資源の新しい価値が創造され、地域の活性化に繋がる可能性が高まる」と語っています。
会社概要
地域デザインラボさいたまの詳細は、公式ウェブサイトやSNSで確認できます。地域資源を活用した新しい取り組みがどのように展開されていくのか、今後が楽しみです。